日仏のインディペンデント映画の最前線!注目のアルメル・オスティウ監督来日

「日仏インディペンデント映画の新たな潮流」<特別協力:広島国際映画祭>
カンヌ国際映画祭で注目!
フランスの L’Acid(独立系映画配給組合)が支援した、都市の 孤独を結びつける新世代ポエティック・シネマ『Day(原題:Rives)』を東京初上映!

『若き詩人』(11 月公開 配給:IndieTokyo)のダミアン・マニヴェル監督の推薦によって L’Acid(独立 系映画配給組合)が支援し、2011 年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映されて注目を受けた『Day(原題:Rives)』(監督: アルメル・オスティウ)を東京初上映致します。
当日は本年最も話題となったインディペンデント映画の 1 本『ローリング』 (監督:冨永昌敬)も併映。
上映後には、アルメル・オスティウ監督、ヤスミナ・シジェシク氏(女優)、冨永昌敬監督、大寺 眞輔氏(映画批評家)によるトークを開催します。水戸短編映像祭をきっかけに作られた邦画と、L’Acid 支援の仏作品を 通じて、日仏のインディペンデント映画の最前線について探る企画です。

『Day(原題:Rives)』作品紹介


パリのとある一日を過ごす 3 人、大学生の女、小学生の男の子、移民の 男。
彼らはそれぞれに街中をさまよいます。
地下鉄やエレベーター、ガラスや川面の反映といった都市のさまざまなイメ ージのポリフォニーが、互いに知らぬ彼らを、いつしか一つの場所へと誘います。
オスティウ監督の次回作『Une histoire americaine』(2015)に主演のヴァンサン・マケーニュ(ギョーム・ブラック監督『女っ気なし』『やさしい人』に主演)が、本作に 1 シーンだけ出演しています。
ギョーム・ブラックと同世代のオスティウ監督は、今後要注目の監督です。

『Day(原題:Rives)』(日本語字幕付)

画像: 『DAY』 © Bocalpo Films

『DAY』

© Bocalpo Films

2011 年/製作国:フランス/上映時間:78 分
監督・脚本・編集=アルメル・オスティウ
音楽=Fantazio, Babx, Viva and the Diva, Poni Hoax, Mohamed
出演=ヤスミナ・シジェシク、セザール・ラキッツ、アブバカル・ジャミル他

R I V E S Film-annonce

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『ローリング』 2015 年

今年、日本のインディペンデント映画を代表する『ローリング』。冨永昌敬監督

水戸のおしぼり業者で働く貫一(三浦)は、10年前学校内で盗撮事件を起こし行方をくらました元高校教師の権藤(川瀬)と再会する。権藤はかつての教え子たちからは信頼を失い、貫一は権藤が東京から連れて来たキャバクラ嬢・みはり(柳)に一目惚れしてしまう。そして権藤がかつて撮影した盗撮映像をめぐり話が複雑に展開していく。

画像: 『ローリング』 © 2015「ローリング」製作委員会

『ローリング』

© 2015「ローリング」製作委員会

93 分
監督・脚本=冨永昌敬
撮影=三村和弘
編集・仕上担当=田巻源太
音楽=渡邊琢磨
出演=三浦貴大、柳英里紗、川瀬陽太、松浦祐也、磯部泰宏、橋野純平、森レイ子、井端珠里、杉山ひこひこ他
/ぽてんひっと、スタイルジャム、カラーバード、マグネタイズ製作/マグネタイズ配給

映画『ローリング』予告編

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L’Acid(ラシッド)<独立系映画配給組合>とは?・・・

1991 年、大手チェーンによってスクリーンを奪われて しまったフランスの当時の映画作家たちが、自分たちの作品の上映場所を取り戻すために立ち上がった組織。今日に至 るまでドキュメンタリー/フィクション問わず 450 本以上の作品を劇場公開、海外配給に結びつけている。93 年のカンヌ 国際映画祭より監督週間、批評家週間に次ぐ並行部門としてプログラムが組まれている。 L’Acid 部門は、いまカンヌ 国際映画祭で最も新しい才能が発見される部門として注目されている。(季刊 NOBODY ISSUE 42 P.102 参照)。

上映後に開催のトークイベント

アルメル・オスティウ 監督

1976年レンヌ出身。パリのフランス国立映画学校(FEMIS)卒業後、実験映画やミュージックビデオを製作。いくつかの短編がフランス国内の映画祭および国際映画祭に選出される。初長編監督作品の『Day(原題:Rives)』(2011年)が、11年のカンヌ国際映画祭のL’Acid部門でプレミア上映。同作に出演のヴァンサン・マケーニュが主演で、中編『キングストン・アベニュー』(12年)、長編2作目『UNE HISTOIRE AMÉRICAINE(原題)』(15年)を発表している。

ヤスミナ・シジェシク 氏

女優・プロデューサー。プラハ芸術アカデミー(FAMU)で映画・テレビのプロデュースを学ぶ。その後、Bocalpo Filmsにプロデューサーとして勤務するために、2013年からフランスに移住。最近では、オスティウ監督の長編2作目『UNE HISTOIRE AMÉRICAINE(原題)』(15年)をプロデュースし、またロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『DEAD SLOW AHEAD(原題)』(15年)をマウロ・エリセと共同プロデュースしている。

冨永 昌敬 監督

1975年愛媛県生まれ。99年日本大学芸術学部映画学科卒業。おもな監督作品は、『亀虫』(2003年)、『パビリオン山椒魚』(06年)、『コンナオトナノオンナノコ』(07年)、『シャーリーの転落人生』(08年)、『パンドラの匣』(09年)、『乱暴と待機』、『庭にお願い』(共に10年)、『目を閉じてギラギラ』『アトムの足音が聞こえる』(共に11年)など。

大寺 眞輔 氏

映画批評家、早稲田大学講師、新文芸坐シネマテーク講師、アンスティチュ・フランセ横浜シネクラブ講師、IndieTokyo主催。「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」でデビュー。「キネマ旬報」や産経新聞など様々な媒体で執筆。主著は「現代映画講義」「黒沢清の映画術」。ジョアン・ペドロ・ロドリゲス・レトロスペクティヴ開催。2015年、『ハンナだけど、生きていく!』(07年)と『若き詩人』(15年)をIndieTokyoで配給。boid共催でメナヘム・ゴーラン映画祭開催。詳細はすべてIndieTokyoサイトで。http://indietokyo.com/


【日時・会場】
11 月 29 日(日) パルテノン多摩 小ホール
(小田急多摩線/京王相模原線/多摩都市モノレール「多摩センター駅」より徒歩 5 分。)
【チケット料金】※全席自由席
一般:前売 1200 円(当日 1400 円)/子ども(4歳~中学生):前売 800 円(当日 900 円) e+(イープラス)及び市内各販売所にてお取扱中。詳細は、下記の映画祭 HP よりご確認ください。

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