今回の東京国際映画祭で、日本人として審査員に加わっている大森一樹監督。
コンペティション部門審査委員記者会見会場で、未来の映画界への期待を述べた。

「映画祭が始まって30年。映画にとって産業革命と言われるくらい映画の形が変わってきた。フィルムからデジタルに変わり、映画館がシネコンという形になってきた」と映画業界の変化を語り、「日本でさまがわりをずっと見て来ましたが、私としてもまだ混乱の中にいるような感じ」とコメント。「今回、世界中の映画を見て、世界がどのように産業革命に対応しているのか答えが出ればいいなと。その中で、これから30年とつながるヒントを与えてくれる映画があればベストな映画にしたい」と期待を寄せた。

画像: 大森一樹監督 http://news.mynavi.jp/news/2015/10/23/340/

大森一樹監督

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また、影響を受けたという日本映画のお話しが、黒澤明のおよぶと、自身もいかに黒澤映画によって映画監督に導かれたかを、コメント。そして---

『インファナル・アフェア』のナンサン・シープロデューサーが、「私が影響を受けたのは、あの音楽…日本のゴジラ! そういう意味で、大森監督にも影響を受けている」と言うと、ブライアン・シンガー監督も「確かにそうです! アメリカの3,000万人以上の人たちがだれに影響を受けているかというと、ゴジラ! 日本のゴジラに非常に大きな影響を受けています」と賛同。それを聞き、大森監督は「とても光栄です」と思わず笑みがこぼれた。

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