『エリック・サティとその時代』展@Bunkamuraザ・ミュージアム
2015/7/8(水)-8/30(日)
エリック・サティとその時代展
2015/7/8(水)-8/30(日)開催期間中無休
エリック・サティ(1866-1925)は、20 世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家です。
サティは芸術家たちが集い自由な雰囲気をたたえるモンマルトルで作曲家としての活動を開始し、その後生涯を通じて芸術家との交流を続けました。
第一次大戦中より大規模な舞台作品にも関与し、パブロ・ピカソとはバレエ・リュスの公演《パラード》を、フランシス・ピカビアとはスウェーデン・バレエ団の《本日休演》を成功させます。
また一方でアンドレ・ドラン、ジョルジュ・ブラック、コンスタンティン・ブランクーシ、マン・レイ、そして数々のダダイストたちがサティとの交流から作品を生み出していきました。
マン・レイによって「眼を持った唯一の音楽家」と評された、サティの活動を芸術家との交流のなかで捉え、刺激を与え合った芸術家たちの作品を通して、作曲家サティの新たな側面を浮かび上がってきます。
それぞれまったくジャンルの異なるアーティストたちが、自由に行き来し、刺激を受け合い、
作品に昇華させていく様子が、ていねいな構成で見て取ることができます。
展示を通してそうした当時の熱気が伝わってくるようでした。
会期は、8月30日まで。
そのあと、浜松美術館での巡回展(浜松市美術館 2015年9月12日(土)-11月1日(日))がはじまります。
島津香蘭@シネフィル編集部
Bunkamuraザ・ミュージアム 『エリック・サティとその時代』展 スポット
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ジュール・グリュン 《「外国人のためのモンマルトル案内」のポスター》
1900年 紙、リトグラフ モンマルトル美術館 Musée de Montmartre, Collection Société d'Histoire et d'Archéologie “Le Vieux Montmartre”