映画『ターミネーター:新起動 ジェニシス(原題: Terminator Genisys)』

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の大ヒット人気SFアクション大作『ターミネーター』のシリーズ5作目。
2003年の『ターミネーター3』以来12年ぶりにシュワルツェネッガーがシリーズに復帰し、T-800型ターミネーターを演じる。

画像: 映画『ターミネーター:新起動 ジェニシス(原題: Terminator Genisys)』

将来、人類反乱軍を率いることになる男ジョン・コナーの母サラ・コナーを闇に葬るため、未来から送り込まれた殺戮マシンことターミネーターと、同型の古いターミネーターの直接対決を描く。
監督は『マイティ・ソー / ダーク・ワールド』などのアラン・テイラー。
サラ・コナー役は『ゲーム・オブ・スローンズ』でブレイクしたエミリア・クラーク、カイル・リース役は『ダイ・ハード ラスト・デイ』のジェイ・コートニー、ジョン・コナー役は『猿の惑星:新世紀(ライジング)』のジェイソン・クラーク、T-1000役にイ・ビョンホンと、おなじみのキャラクターたちが新キャストで描かれる。

およそ12年ぶりに本シリーズに復帰したシュワルツェネッガーの熱演はもとより、新たな展開に息をのむ。
リスペクトか、オマージュか、冒頭からジェームズ・キャメロンが監督した第1作、第2作の既視感がタップリだ。T-1000とかたまらないや。わーい、ボクらが待ち望んでいたアーノルド・シュワルツェネッガーが帰って来たよ。いぶし銀のカッコ良さとでも言うのかしらね、こういう役柄ピッタリだよね。
圧倒的な存在感に安心感。あんなに無機質で無表情だったのに、今回はシュワの老化をうまく取り入れてキャラクタとしても進化(?)して、カワイイ一面もいろいろ見せてくれる。
サラ・コナー役の新星エミリア・クラークはとってもキュート、そして強い。

それにしても“ジェネシス(新起動)”が意味するように斬新な設定で新しい物語(3部作だそうな)が始まったよ。設定に無理くり感を感じ、え? なんで? みたいな謎は残り、時間軸に関してはツッコミドコロもありそうなんだけれども、そんなことはどうでもいいじゃん!!とばかりの怒濤の展開と豪快なアクション。

特に老いたシュワと若いシュワの対決とかスゴイ。イ・ビョンホンの無表情&不死身っぷりもカッコイイ。ただ、T-3000が弱く感じちゃうのがなぁ…。
強過ぎて敵わない脅威が死の淵まで追ってくる恐怖みたいな緊迫感が本作では物足りない印象か…。T-800のシュワが強過ぎるんだけどさ…(笑)。
いずれにしても3部作!! 今後どうなるか楽しみ。ダダン・ダン・ダダン♪

シネフィル編集部 あまぴぃ

『ターミネーター:新起動/ジェニシス』予告編 人類の救世主編

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