7月18日から新宿K’s cinemaでモーニング公開、飯塚俊光監督の長編映画デビュー作「独裁者、古賀。」に、注目が集まっている。
この作品はすでに、PFFアワード2014エンタテインメント賞を初めインディペンデントの映画祭では受賞を重ねてきたが、いま第一線で活躍中の映画監督たちから続々と共感・称賛のコメントが寄せられている。
「死んだ目をした少年」の加納隼監督は、「『青春』というあやふやな世界に存在する一瞬の煌めきを丁寧に捉えている。清水尚弥さんの恋する濡れた瞳が忘れられない」とし、現在「トイレのピエタ」が公開中の松永大司監督も「走る。とにかく走る。劇的な変化などないかもしれないけどそれでも走る。顔を歪ませながら必死に走る古賀の姿に、生きる力を感じました」と感想を述べている。
さらに、「黒執事」などの大谷健太郎監督は「とにかくシナリオが俊逸です。主人公、古賀が華奢だから、一見、デリケートな感性の作品に見えるけど、むしろ『変化』をしっかり捉えて行く確信に満ちた演出に惹きこまれました。見応えのある力強い作品です」と高く評価。「種まく旅人 くにうみの郷」が公開中の篠原哲雄監督は「『劇的にいこうぜ!』という台詞がとてもいい。弱き者に勇気を与えるという意味で。誰しもが強く生きていきたいと願う中で。勇気を与えられた者はささやかながらも最高の愛情表現をした。ここから先は奴らにまかせるしかないだろう。劇場に行って確かめよう!」