菊地健雄の初監督作『ディアーディアー』が10月公開される。
瀬々敬久監督、黒沢清監督、石井裕也監督など、著名監督の作品で助監督を務めた菊地健雄のデビュー監督作となる。
主演は、『パッチギ! LOVE&PEACE』などの中村ゆり。
脇を固めるのは斉藤陽一郎、山本剛史、桐生コウジ、柳憂怜など。また、監督との友情から染谷将太が、そして菊地凛子が友情出演している。
ストーリー
山あいの長閑な町。この地にかつて「リョウモウシカ」と呼ばれる幻のシカが居たという。
シカを発見した三兄妹は一躍時の人となるが、やがて目撃は虚偽とされ、三人には「うそつき」というレッテルが貼られる。
それから二十数年後、三人は別々の人生を歩んでいた。
シカ事件で精神を病んでしまった次男の義夫(斉藤陽一郎)は病院暮らし。
末娘の顕子(中村ゆり)は駆け落ちの果てに酒浸りの生活。
長男の冨士夫(桐生コウジ)は家業の老朽化した工場と莫大な借金を背負っていた。
父危篤がきっかけで久々に再会する三人だが、顕子の元カレや義夫の同級生らが絡み、葬儀中に騒動が巻き起こる。
再び岐路に立たされた三兄妹の行く先は……。
8月27日から開催される『第39回モントリオール世界映画祭』のファーストフィルムワールドコンペティション部門に正式出品も決定している。
『ディアーディアー』
2015年10月からテアトル新宿で公開
監督:菊地健雄
脚本:杉原憲明
エンディングテーマ:森は生きている“気まぐれな朝”
出演:
中村ゆり
斉藤陽一郎
山本剛史
桐生コウジ
柳憂怜
染谷将太
菊地凛子