ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き#18
イームズの「ビリー・ワイルダーチェア」2:シネフィル新連鎖

イームズの「ビリー・ワイルダーチェア」の上で、イームズの作品集をめくる幸せ~♪

チャールズ&レイ・イームズ夫妻の仕事のスタートは、プロダクトデザイナーで、
第二次世界大戦時に、傷病兵のための成形合板によるギブスのデザインや、
合板製の航空機の開発等で、名をなしました。

画像1: ©cinefil.asia

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そしてその技術を生かして、家具のデザイナーとなり、
グラフィックデザインや、

さらに建築(設計は自邸のみですが、あまりにも有名な傑作)、

展示デザイン、映像作家などマルチな活躍をしたクリエイターです。

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公私ともにパートナーである、デザイナーとしての、
レイ・イームズの貢献度も高かったようですね。

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イームズの映像作品『パワーズ・オブ・テン』は、

中学生の頃に観て、衝撃を受けました!

これは、そのフリップブック。

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こちらです~♪

https://www.youtube.com/watch?v=5CKd0aPSWe8・・・

Powers of Ten™ (1977)

www.youtube.com

こちらも楽しい作品です。

音楽は『荒野の7人』のエルマー・バーステイン~♪

https://www.youtube.com/watch?v=oorg2q0D8hs・・・

Toccata for Toy Trains (1957)

www.youtube.com
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シネフィル編集部コメント!

さまざまなジャンルのコレクションの数々ーー。
博識もさることながら、中学生の頃からのコレクションが残っていて、
しかも、きちんと整理されていて、
すぐにこうして出てくるところーーここがまさに驚異的です!ーー
が、仁科さんのすばらしいところですねーー。

画像: 映画『ふたりのイームズ』より。 Photograph by Julius Shulma. © Getty Research Institute.

映画『ふたりのイームズ』より。 Photograph by Julius Shulma. © Getty Research Institute.

チャールズ&レイ・イームズのドキュメンタリー映画
『ふたりのイームズ』が、数年前、渋谷のアップリンクで
公開され、話題になりました。

傑作なので、見逃された方には、
機会がありましたら、ぜひご覧いただきたいです。

公開の際に、建築家・岸和郎さんがお書きになった、
イームズハウスへの言及がすばらしいので、
下記に上げます。

ちなみに、わたしも建築好きで、
ーー美しいものは、有形無形、ジャンルを問わず、すべて好きなのですがーー
椅子コレクターの私も、この、「ビリー・ワイルダー・チェア」は
欲しいもののひとつでした。

しかしいまは、ものがありすぎて、「物欲をなくす修行中」なのです。

スタッキングのできない、フィリップ・スタルクのチェアなどを、
欲しい方に譲ったばかり。

本と、写真と映画で充分です。

シネフィル編集部 園田恵子

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