インディペンデント映画や外国映画を中心とし世界から選ぶオンラインで開催される国際シネフィル協会/ICSこと(International Cinephile Society Award)の2020年のベスト映画が発表されました。2003年に創設されて、今年は第17回を迎えます。
ICSは、カンヌ国際映画祭の認定をはじめ、ベルリン、トロント、ニューヨーク、バンクーバー、ローマ、ヴェネツィア、サンセバスチャンなど世界の映画祭とネットワークを持ち、審査は、それら世界各国の映画祭の担当者や研究家から構成された120人の会員から選ばれています。
アメリカの賞やヨーロッパの賞はやはり、地域性が出るものですが、ここはグローバルな視点で同列で作品が選ばれるところが他の映画賞と違うところであり面白いところです。

2020年作品ランキング

1、ペドロ・アルモドバル監督
『ペイン・アンド・グローリー』

初夏、TOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマ他全国ロードショー

詳細記事
https://cinefil.tokyo/_ct/17333130

スペインの巨匠、ペドロ・アルモドバル監督待望の最新作-アントニオ・バンデラス主演『ペイン・アンド・グローリー』特報

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2、ポン・ジュノ監督
『パラサイト 半地下の家族』

全国大ヒット公開中!

詳細は下記より
https://cinefil.tokyo/_ct/17338506
https://cinefil.tokyo/_ct/17332557

カンヌパルムドールに輝くポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』30秒予告

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3、セリーヌ・シアマ監督
『Portrait of a Lady on Fire』

詳細は下記より
https://cinefil.tokyo/_ct/17274806

Portrait of a Lady on Fire [Official Trailer] – In Theaters December 6, 2019

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4、ナダブ・ラピド監督
『Synonyms』

Synonyms – Official U.S. Trailer

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5、ビー・ガン監督
『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』

2020年2月28日(金)より、全国縦断ロードショー

詳細は下記より
https://cinefil.tokyo/_ct/17338394
https://cinefil.tokyo/_ct/17333956

WEB限定!ビー・ガン監督『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』予告

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6、マーティン・スコセッシ監督
『アイリッシュマン』

NETFLIXで配信中!

詳細は下記より
https://cinefil.tokyo/_ct/17318925
https://cinefil.tokyo/_ct/17316760

『アイリッシュマン』最終予告編

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7、ペドロ・コスタ監督
『ヴィタリナ(仮)』

2020年夏、ユーロスペースにてロードショー決定!

詳細は下記より
https://cinefil.tokyo/_ct/17320275

Vitalina Varela – trailer | IFFR 2020

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8、ノア・バームバック監督
『マリッジ・ストーリー』

NETFLIXで配信中!

『マリッジ・ストーリー』予告編 - Netflix

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9、Frank Beauvais監督
『Just Don't Think I'll Scream』

Just Don't Think I'll Scream / Ne croyez surtout pas que je hurle (2019) - Trailer (French)

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10、フー・ボー監督
『象は静かに座っている』

全国巡回上映中!

詳細は下記より
https://cinefil.tokyo/_ct/17303316
https://cinefil.tokyo/_ct/17316203

フー・ボー監督最初で最期の最高傑作『象は静かに座っている』予告

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以下、11位グレタ・ガーウィグ監督『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、12位クリスティアン・ぺッツォルト監督『未来を乗り換えた男』、13位クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などが続きます。(詳細は正式英語サイトで)
気になる監督賞には、ポン・ジュノ 、ビー・ガン、ペドロ・コスタなどの候補者からセリーヌ・シアマ監督『Portrait of a Lady on Fire』が最優秀監督に、そして次点にはペドロ・アルモドバル監督が選ばれました。
その他、演技賞ではカンヌ国際映画祭で主演男優賞の『ペイン・アンド・グローリー』アントニオ・バンデラスが主演男優賞に、ロカルノ国際映画祭で女優賞を受賞したヴィタリナ・ヴァレラが、同女優賞に輝いた。
アカデミー賞の期待がかかる『パラサイト 半地下の家族』は作品賞2位でしたが、アンサンブル賞、オリジナル脚本賞、プロダクションデザインなど最多部門で受賞となっています。

その他の受賞が気になる方は、下記よりご覧ください。