緊急投稿:映画作家舩橋淳の「社会の24フレーム」第4回
FRAME #4:
緊急投稿 コロナ禍で映画の公共性を考える
社会を映画というフレームで切り取ろうというこの連載エッセイ。
今回は緊急論考として、コロナ禍で世界各国における映画への支援状況、そこから炙り出される<映画の公共性>について考えてみたい。
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いま新型コロナウィルスにより、世界で感染者数は300万人を超え、死者数は21万人を超えた。(4月28日現在)各国政府が様々な救済・支援策を打ち出している中、美術・演劇・舞台・音楽・映画などの文化芸術分野でも危機感が高まっている。休館や展覧会・イベントの中止によって、アーティストやスタッフの収入が途絶え、また...