日本でも来場者10万人を突破!特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」cinefil プレゼント!
中国の歴史上、東晋時代(317-420)と唐時代(618-907)は書法が最高潮に到達しました。書聖・王羲之 (303-361)が活躍した東晋時代に続いて、唐時代には虞世南、欧陽詢、褚遂良(ぐせいなん、おうようじゅん、ちょすいりょう)ら初唐の三大家が楷書の典型を完成させました。しかし安史の乱を境として、唐王朝は大きく揺らぎ始めます。
顔真卿(709-785)は 三大家の伝統を継承しながら、顔法と称される特異な筆法を創出しました。また、安史の乱の凄惨な思いを 紙面に吐露した祭姪文稿は、王羲之の蘭亭序に比肩しうる歴史上の劇跡と称えられます。
王羲之や初唐の三大家とは異なる美意識のもとにつちか...