シネフィル映画短評 第198回『鏡は嘘をつかない』
映画『鏡は嘘をつかない(原題: Laut bercermin)』
『枕の上の葉』などのインドネシアを代表するガリン・ヌグロホ監督がプロデューサーを務め、娘のカミラ・アンディニが本作で長編初監督に挑んだインドネシアの海域ワカトビを舞台にした母子のドラマ。
海の民バジョ族が生活する美しい珊瑚礁の島を舞台に、父親を待ち続ける娘とその母親、そして外からやって来た青年が織り成す人間模様を描く。
母と青年以外の出演者は全て地元のバジョ族の人々。美麗なワカトビの風景と人々の生活に魅了される。何だか不思議な作品だなあ。素晴らしい作品だなあ。
詩的な世界観に美しい映像。きらめく鏡、透明感ハンパない海、自然...