特別展「空也上人と六波羅蜜寺」
空也上人の没後1050年を記念し、六波羅蜜寺が所蔵する平安から鎌倉時代の彫刻の名宝を紹介する展覧会が、東京国立博物館で5月8日(日)まで開催されています。
平安時代中期の僧、空也上人(903-972)。「南無阿弥陀仏」とひたすらとなえる念仏信仰の先駆者で、口から6体の阿弥陀仏が出ている彫像は教科書などでもお馴染みでしょう。
見どころ1 重要文化財《空也上人立像》東京で半世紀ぶりに公開!
空也上人立像の作者は、運慶の四男である康勝。制作は鎌倉時代なので、上人がこの世を去ってから200年以上経ってからつくられたものです。つねに市井の人々と共にあった上人への畏敬の念と、口から6体の阿弥陀仏が現...