cinefil連載【「つくる」ひとたち】vol.26
「力強い作品を作っていきたい気持ちが強くなりました」
映画『やがて海へと届く』中川龍太郎監督インタビュー
彩瀬まるさんの小説「やがて海へと届く」を、『四月の永い夢』『わたしは光をにぎっている』などの中川龍太郎監督が映画化。岸井ゆきのさんが主演で、浜辺美波さん、杉野遥亮さんなどが出演している映画『やがて海へと届く』が4月1日(金)より公開します。今回は、中川龍太郎監督に、映画制作の過程や、カメラを通して見つめること、本作を作るうえで大切にしていたことなどをお聞きしました。
――原作と出会ったときの印象と、企画の始まりを教えてください。
『四月の永い夢』から『静かな雨』までご一緒してきたWIT STUDIOの和田(丈嗣)プロデューサーから、『静かな雨』を撮り終わった次の日に原作を渡されたんです。...