cinefil連載 ART@Kyushu第5回 地域交流型アートの新展開「KAMA City Residency Biennale」 -cinefil art review cinefil連載
大陸からの稲作文化を伝える「嘉麻」の地
嘉麻市は、九州の福岡県の中央部に位置する人口38,778人(推計人口、2015年9月)の旧炭坑都市で、2006年平成の大合併時に旧山田市と嘉穂郡の旧稲築町、旧碓井町、旧嘉穂町が合併して誕生しました。
「嘉麻」という地名は古く、大和朝廷の直轄領である「鎌屯倉(かまのみやけ)」として知られ、日本書紀に記述が残っています。
近隣にある馬見神社(宇麻美神社)は、3,000年前の神代紀の創建と伝えられています。
古くから稲作が行われた背景もあり、神武東征にまつわる伝承から、大陸文化がいち早く根づいた土地になります。
古代史の話になりますが、物部八十氏(ものの...