「藤本壮介の建築:原初・未来・森」(森美術館)
先日閉幕した2025年大阪・関西万博では会場デザインプロデューサーを務めるなど、いま、最も注目される日本の建築家の一人である藤本壮介の初の大規模個展「藤本壮介の建築:原初・未来・森」が六本木の森美術館において2025年11月9日(日)まで開催されています。
無名の新人建築家であった藤本壮介(1971年、北海道生まれ)は、2000年の《青森県立美術館設計競技案》で建築家・伊東豊雄らから高い評価を受け、2位に選出されたことで一躍注目を浴びました。以降、「書物の森」をテーマに渦を描くように書架が並ぶ《武蔵野美術大学美術館・図書館》、白いスチールパイプを立体格子状に組み上げた《サーペンタイン・ギ...