インポッシブル・アーキテクチャー
ーもうひとつの建築史ー
埼玉県近代美術館にて開催中
今回の展覧会の本来のタイトルは
「インポッシブル・アーキテクチャー」。
企画者によれば、不可能性を見つめることで逆説的に極限の可能性を探る、というコンセプトのため、タイトルの「インポッシブル」に敢えて見え消し線を入れることで、不可能を打ち消す、本当に不可能だったのか問う、というようなニュアンスが込められているのだとか。
一体どういう意図が隠れているのでしょうか?
未完の建築
建築史については専門外でも美しい建造物を見るのが好きな人は多いでしょう。
世界中に点在する世界遺産の建築物はどこも観光地化されて大人気ですし、映画に出てくるような近未来的な建物にはワクワクするものです。そこまで大げさ...