“爆音映画祭”を生み出した樋口泰人氏が語る「環境を整えれば、人は映画館に足を運ぶのだ」の意味--そして全国に広がる「爆音映画祭」の今!
吉祥寺バウスシアターは閉館。
そして残された“爆音映画祭”の行方—
ライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響装置を使って、作品の持つ音の世界や可能性を極限まで探求し、高品質な大音量で映画を観て、聴く「爆音上映」は2004年、吉祥寺のバウスシアターで誕生した。
爆音上映が常時可能な設備の整った劇場(ホーム)として企画を支えたバウスシアターは、2014年5月に閉館。しかし、「爆音」ならではの映画の楽しみ方がファンに支持され、東京・名古屋・大阪・京都・仙台など場所を変え、年々広がりを見せている。
「爆音映画祭」の主宰者である樋口泰人(ひぐち やすひと)は、元々バウスシアターに客として通っ...