あの“異常に発熱した時代”は何だったのか―青春だけが武器だった〈伝説の学生運動〉を描いた巨編ドキュメンタリー『きみが死んだあとで』
1967 年の「第一次羽田闘争」において 18 歳で死んだ山﨑博昭を取り巻く人々を中心に、あの時代の”青春と悔い”を描いたドキュメンタリー映画『きみが死んだあとで』が、2021 年 4 月よりユーロスペースにて公開となります。
1967 年 10 月 8 日。佐藤栄作内閣総理大臣(当時)の南ベトナム訪問阻止を図った「三派全学連」を主体とする第一次羽田闘争は、その後過激化する学生運動の端緒となる事件でした。
そのなかで一人の若者が殺された。山﨑博昭、18 歳。
機動隊に頭部を乱打されたためか、装甲車に轢かれたためか、死因は諸説あるが、彼の死は同世代の若者に大きな衝撃を与えました。あれから約...