最新作『シャドウプレイ』の鬼才ロウ・イエ監督を陰で支える男、“第二のクリストファー・ドイル”と称されるNY出身・台湾在住の撮影監督ジェイク・ポロックを知ってるか?
今年の第20回東京フィルメックスの栄えあるオープニング作品として上映された特別招待作品『シャドウプレイ』(中国)。
本作は、2013年、改革開放が進み官民の腐敗も広がった中国・広州市で起きた都市開発を巡る汚職事件の実話を下敷きに、80年代末からの現代までの30年間を男女三人のドロドロの愛憎劇を縦軸にして、若き熱血警官が運命の渦に飲み込まれながらも果敢に難事件の解決に挑むハード・ネオノワール譚。
鬼才ロウ・イエ監督の下、役者たちは、ほぼノーメイクに近い表情で本物らしさを醸し出す、撮影も照明を極端に落として漆黒に見える影を生み出し、手持ちカメラ撮影に長けた撮影者ジェイク・ポロックが担当、また...