北島博士の面白映画講座 第28回 6人の監督がそれぞれのザ・ブルーハーツの歌を表現ー『ブルーハーツが聴こえる』
ロックバンド、ザ・ブルーハーツの歌をベースにして、六人の監督がそれぞれの持ち味を生かして撮ったオムニバス映画。
バンドそのものは1995年に解散しているが、2015年の結成30周年を記念して企画されたもので、六監督はそれぞれの選択した楽曲を自由な解釈で映画化していて、全編を貫くテーマというものはない。全体で159分だが、均等に割り振られているわけではなく、上映時間は異なっている。
『ハンマー』飯塚健 監督
飯塚健監督の「ハンマー(48億のブルース)は、アラサーの煮え切らない女と女子高生、そして古道具屋店主の四人がバンドを結成して舞台に立つまでを、時にコミカル、時にシュールな場面を織り込ん...