主演を渋川清彦が務め、豊田利晃がメガホンをとった『そういうものに、わたしはなりたい。』
渋谷ユーロスペースにて10月10日緊急公開決定!!!
©豊田組
世界20カ国の映画祭で話題沸騰の『次元を超える』(10・17公開)を控え、近年の短編映画を再編集した豊田利晃監督の最新作『そういうものに、わたしはなりたい。』が誕生、その予告編が公開された。
予告編では、渋川清彦扮する鉄平が、神社で大暴れする様を描いた、『生きている。』(2022)
滝に打たれて修行をする鉄平と救助に来た村人たちの物語、『ここにいる。』(2023)
五体投地を繰り返しながら飛騨高山の神社までの驚愕のロードムービー、『すぐにゆく。』(2024)
3年の修行が70 分の映画になり、その断片が、予告編にて公開された。

豊田組

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『そういうものに、わたしはなりたい。』はネット社会から離れ、精神的な修行を行うことの豊さについて問う、新たな生き方の修行映画として完成した。
主演はお馴染み渋川清彦。神社で怒り、燃え上がる松明を手に山を登り、滝に打たれ、五体投地をしながら旅をする。その鬼気迫る演技は観るものの心を掴むだろう。
音楽は切腹ピストルズ、向井秀徳、鼓童、飛騨音響派、狼蘇らせ隊♡。豊田との魂の共同体としてのミュージシャンが、映像との融合を強固なものにしている。
ポスターイラストは『火星のパリ』を出版したばかりの画家、花堂達之助。題字は飯田団紅(切腹ピストルズ)。
『そういうものに、わたしはなりたい。』と誰もが思う、人生の修行、修行の人生、映画の修
行。そういう映画になっている。
同時に豊田組ショップにて、『そういうものの製作支援クラファン』を9月20日まで開催し、未発売の狼蘇山シリーズの Blu-ray が登場。
「どういうものに、わたしはなるだろうか。」 渋川清彦

本名、田中清彦。
18 の時、生まれ故郷の渋川から上京したが、どうやら上京とは「首府に行くこと。都に上ること。」と AI が言っているが、自分が都の方に出てきて住んだのは千葉県だったので「上京」じゃなく「上県」じゃね? と昔、友達に言われた。それでも東京で、右往しながら左往されながらめぐり合えた「役者」。はじめてまもなく、初めての映画の現場が『ポルノスター』だった。監督は豊田利晃。豊田さんも初めての監督作品だった。
23 くらいの俺は当時「KEE」なんて名前をつけチャラチャラとやっていたが、30 を機に国定忠治なんかをきどって、生まれ故郷渋川を名のり今に至る。
そんな俺も 30 年くらい役者をつづけられ、色々な映画監督と仕事をさせてもらっているが、初監督作品から現在までの全作品に出演させてもらっているのは豊田監督が唯一だ。『アンチェイン』だけは参加できてないが。
この 30 年、豊田さんには光を見させてもらったり、闇のようなものを垣間みさせてもらったりしながら、今も一緒に歩ませてもらってる。そして今、2025 年 8 月 20 日 23 時すぎ、豊田さんから電話があり、切腹ピストルズの飯田団紅隊長と江戸部屋という隊長の隠れ家のようなところにいて何やら楽しそうに『そういうものにわたしはなりたい。』のコメントをできれば長い文章でほしいとの事で、文章はまったくもって苦手だが、日が変わり 8 月 21 日深夜1時前、勢いで筆を走らせた。
『そういうものにわたしはなりたい。』。
『狼煙が呼ぶ』以降の豊田利晃監督の怒りと祈りと修行。というか、豊田利晃の人生の修行。その修行の映画というか映画の修行は、火の粉をかぶったり、階段を全力で駆けあがったり、冷たい滝にうたれたり、地面を這いつくばったり、足を踏みはずしたら死んでしまうようなとこにいたり。
やる前は意気揚々とした心持ちで、「豊田の世界で暴れてやる!」なんて想像するが、いざ現場に入るとつらく大変な事が多く、早く終えて酒でも飲んでゆっくりしたいなんて思ったりもするが、まだこの修行のようなことをやりたいと想う自分もいるし、いつまでやるのかと想う自分もいる。
ただ、ひとついえるのは、豊田さんとの人生の旅のような祭りのようなものは続けていきたいし続けていく。
そしていずれは横に寝そべっている物語『横になる』でしめる。
涅槃。感謝。
豊田監督コメント
ひたむきに修行を続ける人たちと出会い、修行とは何かを考えた。
いくら考えても答えが出ないので映画を撮って答えを探した。
答えはいつまでも現れず、修行に終わりがないことを悟った。
僕たちは 4 年間に渡り、映画の修行を続けていた。
そして、それが僕たちの望む姿なのだと気がついた。
そういう者に、なりたかったのだと。
映画と映画館を愛する人たちに捧げます。
2025年8月8日 豊田利晃
【STORY】
神社への長い階段を松明を持って駆け上がって来る鉄平。神社で暴れながら、生きている意味を問う。鉄平は滝を浴び、飛騨高山の狼神社まで五体投地で歩き続ける。そして、、、。
【予告編】
『そういうものに、わたしはなりたい。』予告編
www.youtube.com『そういうものの製作支援』 開催中 8月20日〜9月20日まで!
狼蘇山全作品 Blu-ray セット 受注生産 5万円
『狼煙が呼ぶ』
『破壊の日』
『全員切腹』
『そういうものに、わたしはなりたい。(『生きている。』『ここにいる。』『すぐにゆく。』『雨
にも負けず』)
『そういうもの、わたしはなりたい。』は劇場公開後に配送。他作品は10月初旬。
『そういうものに、わたしはなりたい。』オリジナル T シャツ 受注生産 1万円
『そういうものに、わたしはなりたい。』サイン入りポスター 5000円
4作品ポスター 1万円
『そういうものに、わたしはなりたい。』『生きている。』『ここにいる。』『すぐにゆく。』
豊田組ショップにて開催
https://toyodafilms.stores.jp/
渋川清彦プロフィール
1974 年生まれ、群馬県渋川市出身。1998 年に豊田利晃監督作『ポルノスター』で映画デビューし、以降数々の作品に出演。2019 年には第 32 回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 助演男優賞を受賞。近年の豊田監督作『狼煙が呼ぶ』(2019 年)、『破壊の日』(2020 年)、『全員切腹』(2021 年)、『戦慄せしめよ』(2022 年)のほか、『夜明けのすべて』(三宅唱監督/2024 年)、主演映画『中山教頭の人生テスト』(佐向大監督/2025 年)、『ミーツ・ザ・ワールド』(松居大悟監督/2025 年 10 月 24 日公開)などに出演。
豊田利晃プロフィール
1969年大阪府生まれ。1998年、千原ジュニア主演『ポルノスター』で初監督を務め、その年の日本映画監督協会新人賞、みちのく国際ミステリー映画祭・新人監督奨励賞を受賞。2001年、『アンチェイン』を監督。2002年『⻘い春』(松田龍平)を映画化し、大ヒットを記録。ドイツのニッポン・コネクション映画祭で観客賞を受賞。2003年『ナイン・ソウルズ』(原田芳雄、松田龍平)、2005年『空中庭園』(小泉今日子)。2009年に中村達也主演『蘇りの血』、2011年に『モンスターズクラブ』(永山瑛太)、2012年『IʼM FLASH!』(藤原⻯也、松田龍平)。2014年、『クローズ EXPLODE』、2018年『泣き虫しょったんの奇跡』(松田龍平、松たか子)。写真集『MOVIE STILLSFROM TOSHIAKI TOYODA FILMS 1998-2018』を刊行。2019年、『狼煙が呼ぶ』(渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、切腹ピストルズ)。自伝『半分、生きた』を出版。2020年4月、『プラネティスト』(窪塚洋介、GOMAほか)。7月24日、『破壊の日』(渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形)を公開。2021年『全員切腹』(窪塚洋介、渋川清彦、芋生悠)。写真集『映画戦争2019-2021』(講談社)を出版。2022年佐渡島の鼓童の音楽映画『戦慄せしめよ』公開、7月、渋川清彦主演『生きている。』公開。10月、シッチェス国際映画祭で『ESPECIAL TOSHIAKITOYODA(豊田利晃特別上映)』が開催。2023年7月、『ここにいる。』公開。2024年7月、『すぐにゆく。』公開。2025年、新作⻑編映画『次元を超える』が10月17日に公開。
【CREDIT】
『そういうものに、わたしはなりたい。』
主演 渋川清彦
監督・脚本 豊田利晃
音楽 切腹ピストルズ 向井秀徳 中込健太(鼓童) 住吉佑太(鼓童) 宮下覚詮 飛騨音響派 狼蘇らせ隊♡
撮影 槇憲治 大和太 衣裳デザイン 澤田石和寛 音響演出 北田雅也 編集 村上雅樹 助監督 佐和田恵 制作 久永光 題字 飯田団紅 協力 にしかた有志の会 例幣使街道連合 飛騨縄文隊 絵 花堂達之助 配給担当 橋村さゆみ 宣伝 浦谷晃代
製作・宣伝・配給 豊田組 ビスタサイズ/5.1ch/70 分/2025 年©豊田組



