とにかく現場をご一緒したかった俳優の宇乃うめの さん。
『雨ニモマケズ』にご出演いただき本当に嬉しい限りです。
楽しくお話をさせていただきました。

画像: 対談企画「いま気になる映画人」VOL.07
宇乃うめの(俳優)×飯塚冬酒(映画監督)
~音楽映画『雨ニモマケズ』特別企画~

俳優になるきっかけ

飯塚「俳優になるきっかけを教えてください」

宇乃「少し長くなるんですけれど・・・もともと映像の仕事をしたいとは思っていたんですね。でも生まれ育ったのが青森で、周囲にそういう仕事をしている人もあまりいなくて、映像の仕事をするというのはあまり現実感はなかったんです。最初、看護師として働いていたんですけど、やはり映像の仕事がしたかったので、看護師からを辞めて映像制作会社に入りました」

飯塚「制作会社ではどんなことをされていたんですか?」

宇乃「まず、映像の右も左もわからなかったんので色々な部署をみて制作部から始めさせていただいたんですね。その時にスタンドインをすることがあって。監督がカメラみて『なんかおもろいな』なんておっしゃっていただいて(笑)。
そこから俳優というお仕事に興味を持って」

飯塚「スタンドインから俳優に興味を持った(笑)」

宇乃「ええ(笑)そこから俳優になる勉強をしようと、看護師のバイトをしながらENBUゼミナールに入って、・・・という感じです」

飯塚「看護師、制作会社、映画学校、俳優、というコースなんですね」

宇乃「ちょっと入り組んでいるんですけど(笑)」

飯塚「そこからはとんとん拍子ですよね」

宇乃「そんなことないです(笑)。ENBUさんで知り合った監督さんにお声かけていただいたり、周囲の方にご縁いただいたり・・・」

飯塚「東かほり監督の『ほとぼりメルトサウンズ』、『とりつくしま』などでも印象的な役柄でご出演されていらっしゃいますよね」

宇乃「東監督は、監督の学校の課題の短編映画に初めて出させていただいて、そこからのご縁なんです」

飯塚「本当にご活躍だと思います」

宇乃「いえいえ、俳優をはじめて7年年ですけど、毎回初めての経験もあるのでとにかく現場が楽しいです。今回の『雨ニモマケズ』も、ああ、こんな撮り方なんだって(笑)」

飯塚「確かに(笑)」

画像: 俳優になるきっかけ

面白い脚本に出会うこと

飯塚「作品参加では何を大切していますか?」

宇乃「お話が面白いかどうか・・・ですかね。自分がこの役をやりたい、と自信を持って言えるような面白い脚本に出会うと嬉しいです」

飯塚「役へはどのようなアプローチをされていますか」

宇乃「役に共通点を見つけて拡げていく、というやり方です。自分の経験値の中で少しでも共通する部分から自分を役に近づけていく、という感じですね。だから・・・能天気に明るい役とかやりにくかったことがあります(笑)自分が明るいほうではないので(笑)」

飯塚「そんなことないですよ(笑)。僕は今回の『雨ニモマケズ』の現場で、宇乃さんの雰囲気にとても癒されていました」

宇乃「ありがとうございます」

画像: 映画『雨ニモマケズ』より 左より、片瀬直 さん / 三森麻美 さん / 宇乃うめの さん

映画『雨ニモマケズ』より

左より、片瀬直 さん / 三森麻美 さん / 宇乃うめの さん

飯塚「『雨ニモマケズ』では、ゴスペル合唱団のアフロヘア3人組でストーリーに花を添えていただく役でご出演いただきました」

宇乃「自分で言うのもあれですけど、3人、いいバランスでしたよね(笑)」

飯塚「それ、僕が言うことです(笑)」

宇乃「現場でも楽しかったです。前半の長回しが不安だったので3人でいろいろと併せたり。私たちが一緒に歌うゴスペルクワイアの人たちとお話して雰囲気掴んだり、あとはステージです。ステージで照明浴びて思い切り楽しんで歌う撮影だったので(笑)」

好きな映画について

飯塚「好きな映画のことをお訊きしてもよろしいでしょうか」

宇乃「洋画だと、ミシェル・ゴンドリー監督の『エターナル・サンシャイン』。邦画だと三木聡監督の『転々』です」

飯塚「『エターナル・サンシャイン』いいですよね」

宇乃「秀逸ですよね。夢を映像化するところが・・・家が崩れていくところとか。夢がこんな風に映像にできることが感動しました」

画像: 好きな映画について

これからのこと

飯塚「これからは、どんな役者さんを目指されていくのでしょう」

宇乃「ちょっとしか出ていないけど印象に残る脇役。名前わからないけど、あの人、なんてみなさんの心に残るような役者さんになりたいと思っています」

飯塚「これからやってみたい役などはありますか」

宇乃「自分の性格とは真逆の役をやってみたいです。結構、自分で受けたり感情を抑えたりすることが多いので、自分から感情を思い切り出したり突拍子のない役などもやってみたいと思います」

画像: これからのこと

カメラ:岩川雪依 / ヘアメイク:成美

雨ニモマケズ|監督:飯塚冬酒|90分|2024年|5.1ch|日本|
2/8(土)~新宿K's cinemaほか順次劇場公開
https://g-film.net/ame/

This article is a sponsored article by
''.

No Notification