「タリン・ブラックナイト映画祭」ワールドプレミア上映

2024年11月8日(金)~24日(日)にエストニアで開催される世界15大映画祭のひとつ「タリン・ブラックナイト映画祭」(28th Tallinn Black Nights Film Festival)クリティック・ピックス・コンペ部門にて『北浦兄弟』(THE BROTHERS KITAURA)が上映されることが決定した。

クリティック・ピックス・コンペ部門とは、カンヌ国際映画祭やベネチア国際映画祭、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の批評家週間と同様の部門になり、タリン・ブラックナイト映画祭の同部門の審査員の多くは、国際映画批評家連盟会員から構成されている。

『北浦兄弟』は辻野正樹 監督が手掛けるブラックテイストでありながらもペーソスあふれるコメディドラマ。
疎遠だった兄弟、ソウタ(中野マサアキ)とアキラ(大塚ヒロタ)のふたりが、ある事件をきっかけに反発しあいながらも事態を収拾すべく奮闘するが、なかなかうまく行かずに悪い方へとどんどん物語が進んでいく、人生が思うようにいかない、哀しい人間の想いをユーモア交えて描いたロードムービーに仕上がっている。

監督の辻野正樹は、脚本家・舞台演出家としての活動を経て、ホラー短編オムニバスDVD『奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語』(2017年)で監督としてデビュー。その後、初長編『河童の女』(2020年)が劇場公開されました。また、脚本家として、近年は、『世に奇妙な物語 ʻ23秋の特別編 (地獄で冤罪)』などを手掛けてきた。
本作『北浦兄弟』は、『河童の女』に出演した俳優・中野マサアキと辻野正樹監督が企画し、ふたりで製作費を持ち寄ってつくったインディペンデント映画である。
企画・脚本から完成まで紆余曲折の道をたどった本作は、ふたりの想いがつまった作品となっている。

本作は、「タリン・ブラックナイト映画祭」クリティック・ピックス・コンペ部門にて11月21日(木)と11月22日(金)を予定。

映画祭ビジュアルとともに辻野正樹監督のコメントが到着している。

監督:辻野正樹 コメント

この作品では、社会からはみ出してしまった兄弟が、取り返しのつかない失敗を重ねていく様を描きました。コーエン兄弟や、ポン・ジュノ監督の作品のような、ブラックなテイストで人間を描いていながら、ユーモラスな作品になったと思います。エストニアで、たくさんの方に観ていただいて、苦笑いしていただけたら嬉しいです。

画像: 辻野正樹 プロフィール ミュージシャン活動を経て、脚本家・舞台演出家に。作・演出を担当した舞台「勝手にノスタルジー」は、フジテレビ「劇団演技者。」にて大野智主演でドラマ化され、ドラマ版脚本も執筆。初の長編監督作品『河童の女』が2020年夏に劇場公開。その他、舞台、映像作品の脚本や演出を多数手がける。近年の脚本作品は、『世にも奇妙な物語』の「地獄で冤罪」など。

辻野正樹 プロフィール

ミュージシャン活動を経て、脚本家・舞台演出家に。作・演出を担当した舞台「勝手にノスタルジー」は、フジテレビ「劇団演技者。」にて大野智主演でドラマ化され、ドラマ版脚本も執筆。初の長編監督作品『河童の女』が2020年夏に劇場公開。その他、舞台、映像作品の脚本や演出を多数手がける。近年の脚本作品は、『世にも奇妙な物語』の「地獄で冤罪」など。

映画祭ポスター

画像: (C)北浦兄弟製作委員会

(C)北浦兄弟製作委員会

日本上映は2025年

日本国内の上映は2025年を予定。
配給は、良質なインディペンデント映画を次々と世に送り出しているGACHINKO Filmが担当。

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