東京(菊川):Strangerにて限定公開されたJAIHO Collaborations「グレタ・ガーウィグ特集」が大好評につき全国公開が決定し、全国公開を機に新たに制作した予告編・ポスタービジュアルが解禁となりました。
予告映像&ポスターが解禁!!
上映作品3作品の映像で構成された本予告にまず映し出されるのは、『ハンナだけど、生きていく!』にて二人の男性とそれぞれに親しげに過ごすグレタ・ガーウィグ。スタッフ・キャストたちが共同生活を送りながら撮影された本作はマンブルコアを代表する青春ガーリー・ムービー。また、山小屋で次々と奇妙な現象が巻き起こる『BAGHEAD/バッグヘッド』では森の中の暗闇に悲鳴が響く不穏な映像が使用され、グレタ・ガーウィグの記念すべき初監督作品『ナイツ&ウィークエンズ』ではまだ幸せだった頃の男女がじゃれ合う様子を切り取った映像が、本特集への期待感を募らせる予告編となっている。
併せて本ポスターも解禁。「グレタ・ガーウィグの自主制作(マンブルコア)時代。」というコピーと各作品の印象的な場面写真を用いたポスターに仕上がっている。
山崎まどかさん(コラムニスト)より推薦コメントも到着!!
不安、渇望、身体的な親密さと裏腹に離れていく心、忙しない身振り。
グレタ・ガーウィグの始まりは新しい傷跡のように生々しく、痛い。
それでいて不思議な明るさがあって、ここから広がっていく世界の美しい予感に溢れている。
山崎まどか(コラムニスト)
グレタ・ガーウィグ
米カリフォルニア州サクラメント出身。ニューヨークのバーナード・カレッジで英語と哲学を学ぶ。在学中にジョー・スワンバーグと出会い、数々の作品でタッグを組んだことから活躍の場が広がり、「マンブルコア」ムーブメントを牽引するアーティストのひとりとなる。2017年には、初の単独監督作『レディ・バード』を発表。半自伝的なこの作品がゴールデン・グローブ賞をはじめとする数々の賞を受賞し、その名が広く知られることになった。最新作の『バービー』(2023)は世界的な大ヒットを記録。今後、Netflix版『ナルニア国物語』で監督と脚本を担当する予定だと報じられている。
上映作品紹介
『ハンナだけど、生きていく!』
Hannah Takes the Stairs/2007年/アメリカ/83分
監督:ジョー・スワンバーグ
出演:グレタ・ガーウィグ、ケント・オズボーン、マーク・デュプラス、アンドリュー・ブジャルスキー、ライ・ルッソ=ヤング
大学を卒業して仕事を始めたばかりのハンナは、恋人のマイクから「仕事を辞めた」と告げられる。マイクとの関係や将来について不安を抱える彼女は、彼と別れて同僚のポールと付き合い始めるが…。
グレタ・ガーウィグが主演・脚本を務め、新進気鋭の映画作家たちが集結して制作されたマンブルコアを代表する青春ガーリー・ムービー。スタッフ・キャストたちが共同生活し、伝統的な脚本は用いず即興演技によって作り上げられた。
『BAGHEAD/バッグヘッド』
Baghead/2008年/アメリカ/79分
監督:ジェイ・デュプラス、マーク・デュプラス
出演:グレタ・ガーウィグ、スティーヴ・ジシス、ロス・パートリッジ
売れない俳優のマットは友人が監督した映画に刺激を受け、俳優仲間を集めて映画を撮ろうと呼びかける。山小屋に泊まりプロットを考える彼らだったが、奇妙な現象が次々と起こり始め、ラストには予想外の展開が待ち受ける。
マンブルコアを代表する監督であるジェイとマークのデュプラス兄弟の長編監督第2作。『ハンナだけど、生きていく!』でマークと共演しているグレタ・ガーウィグ主演。
『ナイツ&ウィークエンズ』
Nights and Weekends/2008年/アメリカ/79分
監督:グレタ・ガーウィグ、ジョー・スワンバーグ
出演:グレタ・ガーウィグ、ジョー・スワンバーグ、ジェイ・デュプラス、ケント・オズボーン、リン・シェルトン、アリソン・バグノール
ニューヨークとシカゴで遠距離恋愛中のマティとジェームズは、数か月ごとにお互いの家へ会いに行くが、2人の心は徐々にすれ違っていく。1年後、別れた2人はそれぞれの道を歩んでいた。ゲームのデザイナーとして働くジェームズは仕事でニューヨークを訪れ、マティと再会するのだが…。
グレタ・ガーウィグが『ハンナだけど、生きていく!』のジョー・スワンバーグと共同で監督・脚本・製作・主演した、記念すべき初長編監督作。
提供:JAIHO
配給:Stranger
協力:Gucchi’s Free School