複合施設「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」が、2024年7月8日にオープンしました。
渋谷駅から渋谷ヒカリエを通って屋根付きのデッキでアクセス出来、さらに青山通りを超えて渋谷クロスタワーへも屋根付きデッキを介してつながる新しい“道”の開通です。
*写真は内覧会時のものです。
公式サイトには下記の名称の説明があります。
「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」という名称には、青山(AOYAMA)と渋谷(SHIBUYA)の街をつなぎ(Ⅹ:交差する)、多種多様な人々が行き交う場所で、交流を誘発する施設になっていきたいという思いを込めました。
また、挨拶や友好のしるしである「握手(アクシュ)」の意味から、異なる人々や文化がこの場所でつながり・交じり合い、そこから新たな価値が生まれていく様子を表現しています。
青山 (AOYAMA)と渋谷(SHIBUYA)をつなぐ(X)
渋谷駅方面の広場(SHIBUスポット)には大型シースルービジョンが設置され、キッチンカーの出店などによりエリアに賑わいをもたらします。「SHIBUスポット」にはシンボルとして、ウラジロモミが植えてあります。
青山方面にある広場「AOスポット」には、異なる人々や文化が交流・交差する場として機能することを目指し、巨大なアートが展示されています。これは現代アートを手がけるNANZUKAのキュレーションによるパブリックアートプロジェクト NANZUKA PUBLICです。
NANZUKA PUBLICの第一弾は、NANZUKA所属のフランス人アーティスト、ジャン・ジュリアン(Jean Jullien)による水族館です。「The Tank(水槽)」と名付けられた本作品は、漁師の祖父を持ちブリタニー地方の海岸の町に育ったジュリアンのインスピレーションの源泉を示唆します。ジュリアンは、幼少期の記憶と空想を膨らませながら、ヒラメやタイ、アジといった様々な魚たち、蟹やエビ、タコ、ウナギ、海藻に囲まれて生きる人魚の姿をした生物の物語を紡ぎます。
作品は定期的に入れ替わる予定だそうです。また、渋谷アクシュ内にはアートバー NANZUKA TAKENも始動します。
特徴的なオフィス空間
1-2階をつなぐアトリウムには縦動線を整備することで、周辺エリアへのフラットなアクセスを実現しています。
アトリウムは広々とした吹き抜け空間を活かし、2階天井に配置された「垂直庭園」はフロアで分断されがちなビル空間を緑で繋ぎ、空間全体の緑視率向上にも繋がっています。
5-23階はオフィスフロアです。駅に隣接し利便性に優れたハイグレードなオフィス(総賃貸面積24,950㎡、基準階面積約1,325㎡)を提供しています。また、3階のオフィスエントランスは植栽をふんだんに配置し、緑あふれる特徴的なオフィスエントランス空間を作り上げています。
バラエティ豊かな飲食空間
1~3階には複数のバラエティ豊かな飲食店があります。
2階の「Cerveza」はスペイン語で「ビール」を意味する店名です。独占直輸入の世界各国から集めたクラフトビールと本場スペインの味を再現したパエリアやピンチョスなどの、スペイン料理をお楽しみ頂けるビアレストランです。
1階には1992年創業、関東に展開する本場タイ料理パイオニアレストランの「チャオタイ」があります。トムヤムクンやパッタイ等の人気メニューをはじめ、スキレットをコンセプトにした熱々カレーもおすすめだそうです。タイとモダンを融合させた雰囲気で、タイ国政府認定、タイ・セレクトに選ばれた本物タイ料理が堪能できます。
同じく1階に沖縄・恩納村のハワイアンカフェ&ダイナー「hale’aina HOA」がオープンしました。沖縄でも人気のハワイアンBBQ「HIBACHI」のプレートやガーリックシュリンプを中心に、ロコモコ、ポキ、マラサダやアサイーボウルなどハワイの定番料理とハワイビールやオリジナルドリンクが楽しめて、テイクアウトメニューも充実しています。
なんと計画から完成まで17年という年月を費やした渋谷アクシュ。人々が集うだけでなく、滞在する時間・価値そのものを提供することによって、渋谷駅東口エリアの新たな賑わいを生み出していく様を是非、体験しに行きましょう。
施設概要
名称:渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
ア ク セ ス:JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、 東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門
線・副都心線、 京王井の頭線「渋谷」駅 至近(銀座線ヒカリエ改札徒歩1分)
敷地面積:約3,460㎡
延床面積:約44,500㎡
規模:地上23階、地下3階
用途:事務所、店舗、駐車場など
高さ:地上120m