日英合作『COTTONTAIL(原題)』が、主演にリリー・フランキー、その妻に木村多江、豪華共演に錦戸亮、高梨臨を迎えて公開となります。
この度、邦題を『コットンテール』と題し、公開時期を2024年3月1日(金)に新宿ピカデリーほかにて全国公開することが決定!公開に先駆け第18回ローマ国際映画祭グランドパブリック部門(GRAND PUBLIC)へ正式出品され、主演のリリー・フランキーとパトリック・ディキンソン監督がワールドプレミアとなる公式上映に出席、さらにパトリック・ディキンソン監督が最優秀初長編作品賞受賞の快挙を果たしました!(現地時間10月29日閉幕)
現地時間10月26日、主演のリリー・フランキーとパトリック・ディキンソン監督がレッドカーペットに登場。リリーは、『万引き家族』のカンヌ国際映画祭以来となる国際映画祭のレッドカーペットの参加。レッドーカーペットは、地元ローマの市民、世界各国から集まった映画ファン、マスコミから止まないリリー・コールが!握手、サイン、写真を求められ、なかなか前に進めない状況までに盛り上がった。
続いて、ワールドプレミアとなる公式上映では、エンドロールが始まった瞬間から、拍手の嵐!エンドロールにリリーの名前が出た瞬間、観客は熱を帯び、リリーも立ち上がり観客に応える場面が終映まで続いた。上映後も、地元ローマの市民、映画ファン、マスコミがリリーの元へ集まり本作の感動を伝え、握手を求める人々が列をなし、映画祭のスタッフから次の上映準備のため場所を空けてほしいと言われるほど盛り上がった。
ワールドプレミア上映を終えたリリーは、「パトリックというイギリス人監督が撮った、日本人家族の物語がローマの方々に熱く迎えられたこと、『コットンテール』という作品が国を超えていく瞬間を目の当たりにするという素晴らしい経験ができました。」と感激のコメントを語った。
日本からは、同部門に宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』も出品された。
監督・脚本を手がけたパトリック・ディキンソンは、早稲田大学に留学経験があり、日本の映画や小説などに多く触れてきた。その中で、日本に素晴らしいスタッフ、キャストがいることを知ったこと、インターナショナルな作品の方が面白くなると考え、日本とイギリスの二つの国をまたがる話にすることを決めたと合作の経緯を語る。
撮影は新型コロナウイルス感染拡大に伴う延期を経て、2021年初夏、日本でスタート、イギリス・ロンドンで敢行した。
合わせて、兼三郎(リリー・フランキー)と一人息子の慧(トシ)(錦戸亮)のツーショット写真が解禁された。
日本を代表する演技派俳優たちが織りなす家族の愛の物語は、一体どんな演技で観客を魅了するのか。引き続き、本作の続報に注目が集まります。
【あらすじ】
兼三郎(リリー・フランキー)は、妻・明子(木村多江)を失うまで、一人息子の慧(トシ)(錦戸亮)と疎遠になっていた。明子の葬式で久し振りに、トシと妻さつき(高梨臨)、孫のエミに会う。喪主の兼三郎は、酒に酔い、だらしない態度。明子の遺言状は、子供の頃に愛した『ピーターラビット』の発祥地で、夫婦で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨して欲しいという内容が。兼三郎と慧一家は、明子の最後の願いを叶えるため、東京からイギリスに向かう。しかし、心を開きあえないふたりは言い争いとなり、兼三郎は何も言わずに一人で湖に向かってしまう。道に迷い途方に暮れる中、ある農場のジョン(キアラン・ハインズ)と娘メアリー(イーファ・ハインズ)の世話になり、次第に心が安らいでいった兼三郎は、迎えに来たトシにずっと言えなかった秘密を打ち明ける。
*Cottontailとは、作家ビアトリクス・ポターの名作「ピーター・ラビットのおはなし」に登場する、ピーターの3匹の妹のうちの一匹の名前
出演:リリー・フランキー 錦戸亮 木村多江 高梨臨 イーファ・ハインズ/
キアラン・ハインズ
監督・脚本:パトリック・ディキンソン
製作プロダクション:マグノリア・マエ・フィルムズ、オフィス・シロウズ
製作総指揮:ガブリエル・タナ
プロデューサー:押田興将、キャロリン・マークス・ブラックウッド、エレーヌ・テオドリー
配給:ロングライド
2023年/イギリス・日本/日本語・英語/シネマスコープ/カラー/原題:COTTONTAIL
©️2023 Magnolia Mae/ Office Shirous