アカデミー賞®常連の名匠スティーヴン・フリアーズ監督が、サリー・ホーキンスを主演に迎え、ひとりの主婦が英国王室の歴史を覆した驚きの実話を基にした映画『ロスト・キング 500年越しの運命』が、いよいよ9月22日に公開を迎えます。合わせて同日公開となるのは、同じく主婦を主人公としたリチャード・リンクレイター監督とケイト・ブランシェットによる映画『バーナデット ママは行方不明』。名匠×名女優がタッグを組んだ両作品を比較しつつ、この上質な洋画作品から見る共通点をご紹介します。

画像1: 上:『バーナデット ママは行方不明』ケイト・ブランシェット © 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved. Wilson Webb / Annapurna Pictures

上:『バーナデット ママは行方不明』ケイト・ブランシェット
© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved. Wilson Webb / Annapurna Pictures

画像1: 上:『ロスト・キング 500年越しの運命』サリー・ホーキンス © PATHÉ PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

上:『ロスト・キング 500年越しの運命』サリー・ホーキンス
© PATHÉ PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

上質な洋画の主人公は平凡な主婦にあり!?

 映画『ロスト・キング500年越しの運命』と同時期9月22日に公開する映画『バーナデット ママは行方不明』は映画『6才のボクが、大人になるまで。』で知られるリチャード・リンクレイター監督と、オスカー女優のケイト・ブランシェットがタッグを組んだヒューマンコメディー。一流企業に勤める夫と愛娘に囲まれ、幸せな毎日を送る専業主婦が主人公だ。
『ロスト・キング 500年越しの運命』は、映画『あなたを抱きしめる日まで』、『クィーン』などで知られる名匠スティーヴン・フリアーズ監督がメガホンを取ったヒューマンドラマ。イギリスの名女優サリー・ホーキンスが主人公を演じた。サリーが演じたフィリッパは、夫と離婚はしているものの良好な関係を結び、二人の息子を育てている。両作品とも、名匠×名女優の元で映画化されている上質な洋画作品だが、そこに共通するのは、主人公が平凡な主婦であること。どこにでもいる主婦の日常を切り取るからこそ共感を呼び、『ロスト・キング500年越しの運命』では、公開に先駆け行われた試写会では「感情移入した」「気持ちに共感して涙が出た」といった声が寄せられ、公開前から反響を呼んでいる。

"普通"で説得力のある演技を名女優が体現!

主婦であること以外に主人公二人に共通するのは、日常を打破するところ。前者のバーナデットは、日々の息苦しさを募らせ、ある事件をきっかけに家から家族の前からこつ然と姿を消してしまう。向かった先は南極。そこで出会った困難と立ち向かい、新しい道を見つけていく。後者のフィリッパは、仕事で評価をされず悶々とした日々を送り、あることをきっかけに、"推し"の人リチャード三世の遺骨をめぐり、歴史研究に没頭していく。両者ともに困難に立ち向かいながら、人生に輝きを取り戻していく様子をケイト・ブランシェットとサリー・ホーキンスという名女優が、説得力のある演技で魅了している。

画像2: 上:『バーナデット ママは行方不明』ケイト・ブランシェット © 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved. Wilson Webb / Annapurna Pictures

上:『バーナデット ママは行方不明』ケイト・ブランシェット
© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved. Wilson Webb / Annapurna Pictures

画像2: 上:『ロスト・キング 500年越しの運命』サリー・ホーキンス © PATHÉ PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

上:『ロスト・キング 500年越しの運命』サリー・ホーキンス
© PATHÉ PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

さらに『ロスト・キング 500年越しの運命』でサリーが演じているフィリッパは、筋痛性脳脊髄炎という難病を抱える一面も持っており、この繊細な演技を見事に表現している。スティーヴン監督は彼女の演技について「彼女の演技には説得力がある」と語った上で、「『シェイプ・オブ・ウォーター』で彼女の役は、半魚人に恋をするだろ。そして今回の作品では500年前に死んだ王に恋をする。つまり彼女は普通なら信じないような設定を説得力を持って演じ切ることができる。実にいい役者だよ。才能にあふれてると思うね」と絶賛。本作のモデルであるフィリッパ本人も、サリーについて「彼女の演技には、私が歩んできた10年の旅が美しくまとめられていた」「劇中でサリーが見せる筋痛性脳脊髄炎の演技は、とても重要かつパワフルだった」と満足げに語っている。

『バーナデット ママは行方不明』
9月22日(金)より、新宿ピカデリーほかにて全国公開

【STORY】
シアトルに暮らす主婦のバーナデット(ケイト・ブランシェット)。夫のエルジー(ビリー・クラダップ)は一流IT企業に勤め、娘のビー(エマ・ネルソン)とは親友のような関係で、幸せな毎日を送っているように見えた。だが、バーナデットは極度の人間嫌いで、隣人やママ友たちとうまく付き合えない。かつて天才建築家としてもてはやされたが、夢を諦めた過去があった。日に日に息苦しさが募る中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは、忽然と姿を消す。彼女が向かった先、それは南極だった──!

監督・脚本:リチャード・リンクレイター  
脚本:ホリー・ジェント、ヴィンス・パルモ

出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、エマ・ネルソン、クリステン・ウィグ

2019年/アメリカ/英語/カラー/ビスタ/108分/原題:Where’d
 You Go, Bernadette/日本語字幕:石田泰子

提供:バップ、ロングライド 
配給:ロングライド  
 © 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.

『ロスト・キング 500年越しの運命』
9月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

【STORY】
フィリッパ・ラングレーは職場で上司に理不尽な評価を受けるも、別居中の夫からは生活費の為に仕事を続けるよう促され、苦悩の日々を過ごしていた。ある日、息子の付き添いでシェイクスピアの「リチャード三世」を観劇したことで、彼女の人生は一変。悪名高き王・リチャード三世も自分と同じように不当な扱いを受けてきたのではないかと疑問を抱いたフィリッパは、彼の真の姿を探し求め、歴史研究に没頭していく――。

監督:スティーヴン・フリアーズ 『ヴィクトリア女王 最期の秘密』、『あなたを抱きしめる日まで』、『クィーン』

脚本:スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ 『あなたを抱きしめる日まで』

出演:サリー・ホーキンス、スティーヴ・クーガン、ハリー・ロイド、マーク・アディ

2022年/イギリス/英語/108分/ビスタ・サイズ/リニアPCM5.1ch/原題:THE LOST KING/日本語字幕:松浦美奈/映倫区分:G

© PATHÉ PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

提供:カルチュア・エンタテインメント 
配給:カルチュア・パブリッシャーズ 
宣伝:FINOR

公式Twitter:@thelostking0922

#ロストキング500年越しの運命

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