『あの娘と自転車に乗って』『馬を放つ』などで知られ、昨年の第 36 回東京国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映されたキルギスの名匠アクタン・アリム・クバト監督最新作 「This is What I Remember」(英題)が『父は憶えている』の邦題で 12 月 1 日(金)から新宿武蔵野館他にて全国順次公開することが決定しました。

父は帰ってきた。記憶と言葉を失ってーー
実話に基づく真実のものがたり

キルギスひいては中央アジアの
名匠アクタン・アリム・クバト監督最新作
大国ロシアの陰で変わりゆく世界に抗い、慎ましく生きる
人々の姿からささやかな希望の光がさしてくる

キルギスの村にひとりの男が帰ってきた。23 年前にロシアに出稼ぎに行ったきり行方がわからなかったザールクだ。記憶と言葉を失ったその姿に家族や村人たちは動揺するも、そこに妻ウムスナイの姿はなかった――。心配する家族や村人たちをよそに、ザールクは溢れる村のゴミを黙々と片付けるのであった。無邪気に慕ってくる孫、村人とのぎこちない交流に、穏やかな村の暮らし――。そんな中、村の権力者による圧力や、近代化の波にのまれ変わっていく故郷の姿が、 否応なくザールクに迫ってくる。果たして、家族や故郷の思い出は甦るのか?息子や妻の名前を再び口にすることはあるのだろうか? 自ら主演も担う、キルギスを代表する名匠アクタン・アリム・クバトの最新作は、雄大な自然の中、かつて日本にもあった原風景のような人々の営みを、あたたかく時には苦く、見つめる。監督が母国のインターネットニュースで見つけた実話を元に紡がれるものがたりは、変わりゆく世界に抗い、伝統と文化を守ろうとする家族の姿を映し出し、ささやかな希望を灯す。

第 36 回東京国際映画祭 コンペティション部門 正式出品
第 15 回アジア太平洋映画賞 審査員特別賞

画像1: ©︎Kyrgyzfilm, Oy Art, Bitters End, Volya Films, Mandra Films

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画像2: ©︎Kyrgyzfilm, Oy Art, Bitters End, Volya Films, Mandra Films

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解禁された場面写真には、監督自身が演じる、記憶をなくした主人公ザールクが息子や孫娘と懐かしいアルバムを見つめるカットや、ロシアから連れ戻されたザールクが孫娘から伸びきった髪の毛を切ってもらっている微笑ましいカット、若い頃のザールクとその妻が写る、物語の鍵となる古いモノクロ写真のカットが映し出されている。

監督・主演:アクタン・アリム・クバト
2022 年/キルギス・日本・オランダ・フランス/カラー1:1.85/105 分/キルギス語・アラビア語・英語 英題:This is What I Remember 原題:Esimde
配給:ビターズ・エンド
©︎Kyrgyzfilm, Oy Art, Bitters End, Volya Films, Mandra Films

X(旧 Twitter) @Aktan_jp

12/1(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!

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