東京・清澄白河にベーカリー＆レストラン「Farm to Me SUGAR FACTORY」がオープン。

砂糖メーカーである大東製糖株式会社は2023年9月1日、東京・清澄白河の隅田川沿いにベーカリー＆レストラン「Farm to Me SUGAR FACTORY」をオープンしました。

清澄白河といえば東京都現代美術館が出来てから魅力的な飲食店も増えているエリアですが、また一つ美味しく素敵なお店が生まれました。店名の「Farm to Me」には、食を通して消費者と自然や産地（地域・人）との架け橋となり、食の啓蒙拠点を目指す、という思いが込められています。

今店舗は同社が大丸東京店で運営し、食べログ百名店とパン屋大賞に選ばれたベーカリー「カーラ・アウレリア」を全面的にリニューアルしたもので、ベーカリーはその「カーラ・アウレリア」を16年にわたり率いた藤枝敏郎シェフが監修、レストランは地産地消のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」（山形県鶴岡市）の奥田政行シェフが監修しています。

レストランのテーマはパンと料理のマリアージュ。パンやお料理には、大東製糖が種子島で自ら生産・収穫するさとうきびからできた砂糖やお酢が活かされています。

ランチコースでは、キーブレッド5種と今月のスプレッド6種の組み合わせが楽しめます。
パンは、高加水パン、ライ麦パン、カンパーニュ、バゲット、写真にはないブリオッシュ。スプレッドは、ファットリア・ビオさんのリコッタフレスカ、長野より ルバーブのジャム、庄内ポークのリエット、月の雫の塩とバター、ひよこ豆のフムス、シチリア産オリーブ油です。
なんと、これらのパンは食べ放題です。

お料理は5種類の中から2種類選べます。
内覧会で提供されたのは「西森さんのフルーツトマトとファットリア・ビオさんのモッツァレラ、生ハムのカプレーゼ風」と「庄内豚の田舎風テリーヌ キャロットラペとピクルス添え」です。サラダもスープもお料理も、パンとの相性が見事です。

この日のデザートはパンナコッタでしたが、この赤い氷状のものはスイカで、鮮やかな色と爽やかな味が印象的でした。

建築は日本を代表する建築家の新居千秋氏設計によるバイオフィリア（自然との共生）のコンセプトを取り入れたもので、高さ制限が厳しい中で工夫された照明と一体化した天井デザインや、コルビュジェのロンシャンの教会を彷彿させる厚い壁に開けられた窓、開放的な屋上テラスなど、光あふれる空間で自然や季節の移り変わりを楽しめるものとなっています。また、レストランのテーブルや椅子もこのお店のためのオリジナルデザインというこだわりようです。

清澄白河や隅田川界隈のアート・文化に触れた後、ぜひ、足を伸ばしてみてください。

店舗概要

店名：Farm to Me SUGAR FACTORY
住所：東京都江東区常盤1-4-4（地下鉄・清澄白河駅徒歩6分、森下駅徒歩7分）
営業時間：ベーカリー：8:30～18:00（火曜日定休）、レストラン：11:00～16:00、18:00～21:00（火曜日・水曜日定休）
フロア構成：1階：ベーカリー、2階：ブロードキャストスタジオ＆ラボキッチン、3階：レストラン（38席・1個室8席）
運営＝ナピネス（大東製糖グループ）
公式サイト：https://farm-to-me.com