2 月 4 日(土)より外山文治監督最新作『茶飲友達』が公開されるのを記念し、1 月 16 日(月)LOFT9 Shibuya にて「映画監督外山文治短編作品集 vol.2」上映イベントの開催が決定いたしました!

2017 年、渋谷・ユーロスペースの2週間レイトショー観客動員数歴代1位を記録した「映画監督外山文治短編 作品集」(「わさび」「春なれや」他)に続く第2弾となる今回のイベント。
コロナ禍の混乱を少年の目線で描いた「ぼくはぜろにみたない」、あることがきっかけで妻と別れた男の再生の物語「海辺の途中」、「海辺の途中」のサイド B として新たに描かれた、子を持つことへの夢と現実の波間で揺れ続ける女性の物語「海辺のあしあと」の3作品を上映します。

そしてこの日、“実験上映”と銘打ち、『茶飲友達』主演の岡本玲さんがヒロインを務める新作短編映画「リインカーネーション」を 1 日限りで上映いたします。なんと 2022 年の年末に撮影を敢行し、大晦日をまたいでの編集・仕上げを経て、1 月 16 日に上映......という、関係者はもちろん、監督本人もヒヤヒヤの痺れるスケジュールで鋭意製作中!果たして完成は間に合うのか!?という大命題を引っ提げ、 “製作中の短編映画の実験的なプレゼンテーション”という前代未聞かつプレミアムな一夜となります。そして、イベント後半は最新作『茶飲友達』作品の魅力を紐解くトークコーナーもあり。外山監督ほかゲストも登壇予定です。

外山監督からのコメントも到着しました。

「時代からこぼれ落ちる感情を丁寧に掬う」をテーマに短編映画を作り続けています。 この度、来年の劇場公開に先駆けて3つの物語を1日限りの先行上映させていただくことになりました。 さらには年末に撮影する最新作の実験上映もあります。果たしてできるのだろうか...胃が痛いですが、気合いは 入っています。監督デビューしてから10年目を迎える2023年の良い幕開けになるように、大晦日も元旦も映画に没頭したいと思います。1日限りの上映イベント、ぜひお越しください。

映画『茶飲友達』公開直前記念映画監督外山文治短編作品集 vol.2 上映イベント

日程:2023 年 1 月 16 日(月) 18:30 開場/19:00 開演
会場:LOFT9 Shibuya
料金:2,500 円(映画『茶飲友達』全国特別鑑賞券付き)

チケット販売開始:12 月 23 日 18:00〜
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/238129

<ゲスト>外山文治監督ほか

<上映作品>
「ぼくはぜろにみたない」(13 分)
「海辺の途中」(30分)
「海辺のあしあと」(18 分)
※本邦初公開 「リインカーネーション」(未定)※本邦初公開

「ぼくはぜろにみたない」

小学生の太郎は町内に新型コロナウィルス感染者がいないことを言い訳にして、マスクを外して遊び回っていた。ところが友達が次々と入院し、やがて大好きなお婆ちゃんも防護服の男たちに連れて行かれてしまう......。各地の映画祭で話題となり、一般公開は今回が初となる。

画像: 「ぼくはぜろにみたない」

監督・脚本・プロデューサー:外山文治
出演:上野黎也、田中誠人、安田博人、百元夏繪、市原茉莉、光永聖、大根田良樹
©2021/株式会社 MARCH

「海辺の途中」

星野孝太郎は無精子症のために子宝に恵まれず、妻の聡子と離婚した後は函館で写真館を営む父親とふたりで暮 らしていた。再婚相手との間に子供を作った聡子の幸せな日常を、彼女のインスタグラムを覗き見ながら過ごす孝太郎は、投稿される子供の写真を見る度に傷つき、しかし無視することもできずに自暴自棄になり、やがて夜の街でデリヘル嬢の舞子(兎丸愛美)と出逢い刹那の関係を深めていくようになる。 「自分は何のために生まれたのか」̶̶̶。思春期で抱き、忘れたはずの感情が、いまふたたび迫ってくる。

画像: 「海辺の途中」

製作・監督・脚本:外山文治
出演:大根田良樹、兎丸愛美、田川可奈美、蠣崎未来、重松りさ、下條アトム
©外山文治 2019

「海辺のあしあと」

星野聡子は夫・孝太郎との子宝に恵まれずに悩んでいた。「今どき誰だって不妊治療してるって。サプリメント みたいなもんだよ」と友人の祥子に夫婦での診察を促されるも、どこか抵抗を覚える聡子だったが、孝太郎が無 精子症だと分かるとやがて夫婦の関係に変化が起こり始める...。前作『海辺の途中』のサイド B として新たに描 かれた、子を持つことへの夢と現実の波間で揺れ続ける女性の物語。

画像: 「海辺のあしあと」

製作・脚本・監督:外山文治
出演:田川可奈美、大根田良樹、大森勇一、桜まゆみ、堂免一るこ、横山美智代
©外山文治 2022

【『茶飲友達』作品概要】

誰だって、ひとりは寂しい。
孤独を抱えた老人と若者が“ファミリー”となり
いっしょに企てたのは“高齢者売春クラブ”!?

2013年 10 月、高齢者売春クラブが警視庁に摘発された。クラブの会員数男性 1000名、女性350名、最高齢は88歳。まさに超高齢化社会の日本が抱える、老人の孤独死、介護問題、おひとりさま問題などの不安が反映された事件―――『茶飲 友達』は、この事件をもとにした社会派群像劇です。

画像: ©2022 茶飲友達フィルムパートナーズ

©2022 茶飲友達フィルムパートナーズ

主人公、佐々木マナは高齢者専門のコールガール「茶飲友達(ティー・フレンド)」 を設立。新聞の三行広告に「茶飲友達、募集。」と掲載し、集まってきた男性の元へ高齢女性を派遣するビジネスを始める。 「ティー・フレンド」に在籍する通称“ティー・ガール”たちの中には、介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存した女性などさまざまな事情を抱える者がいた。一方、マナのもとで「茶飲友達」を運営する若者たちもまた、出口の見えない社会の中で閉塞感を抱えて生きている。 そんなままならぬ若者や高齢者を束ねるマナは、彼らを「ファミリー」と呼び、擬似家族のような絆を育んでいくのだが......。

高齢者の孤独に寄り添いながら自身も心に寂しさを抱え、ファミリー=“擬似家族”の中に居場所を求める主人 公・マナを演じるのは、NHK連続テレビ小説『純と愛』『わろてんか』や映画『弥生、三月‒君を愛した30 年』、舞台『森 フォレ』、『湊横濱荒狗挽歌〜新粧、三人吉三。』、『陰陽師
生成り姫』、『ロビー・ヒーロ ー』、『レオポルトシュタット』など幅広く活躍する演技派女優、岡本玲。
監督は、⻑編デビュー作『燦燦-さんさん-』がモントリオール世界映画祭2014 年に正式招待、2021 年公開の 『ソワレ』のヒットが記憶に新しい外山文治。“擬似家族”と化した高齢者専用売春クラブの姿を通して、現代社 会に横たわる閉塞感や、高齢者・若者どちらにも共通する「寂しさ」を人情味たっぷりに描き出します。

映画『茶飲友達』予告

画像: 映画『茶飲友達』予告 youtu.be

映画『茶飲友達』予告

youtu.be

また本作は、ENBUゼミナール「シネマプロジェクト」の記念すべき第10弾の作品。本プロジェクトは、社会現象にもなった上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』をはじめ、今泉力哉監督作『退屈な日々にさようならを』、二ノ宮隆太郎監督作『お嬢ちゃん』など、ワークショップからキャスティングされた魅力的な俳優たちと共に、商業映画とは一線を画す刺激的な映画を世に届けてきました。本作のワークショップには応募総数 677名の中から選ばれた33名のキャストが参加(その年齢差 57歳!)。撮影前に行われたクラウドファンディングでは、制作応援サポーター767 人、目標額をはるかに超える800万円超が集まるなど、すでにインディーズ映画ファンの間では注目を集めている話題作です。

監督・脚本:外山文治(「ソワレ」「燦燦」「海辺の途中」「春なれや」「わさび」「此の岸のこと」)

キャスト
岡本玲
磯⻄真喜 瀧マキ 岬ミレホ ⻑島悠子 百元夏繪 クイン加藤 海江田眞弓 楠部知子 海沼未羽 中山求一郎 アサヌマ理紗 鈴木武 佐野弘樹 光永聖 中村莉久 牧亮佑 渡辺哲

製作:ENBU ゼミナール
2022 年/シネマスコープ/5.1ch/135 分
©2022 茶飲友達フィルムパートナーズ

映画『茶飲友達』 2023 年 2 月 4 日(土)渋谷ユーロスペースほか全国順次公開

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