世界の映画界にとって、最も歴史と権威のある映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」は、コロナを前後して、オーナーが変わり多くの執筆陣が退陣し、その後の行方に注目が集まっていたが、この度、新たな体制で選んだ2022年の映画10本が発表されました。
注目すべきポイントは、今年のカンヌ映画祭での作品は、2作品しかリストに入っていないことです。また、トップ10に含まれるフランス映画も2本だけです。
1)『パシフィクション (Pacifiction)』
アルバート・セラ (Albert Serra)
2)『リコリス・ピザ』
ポール・トーマス・アンダーソン(Paul Thomas Anderson)
3)『NOPE/ノープ』
ジョーダン・ピール(Jordan Peele)
4)『EO』
イエジー・スコリモフスキ(Jerzy Skolimowski)
5)『偶然と想像』
濱口竜介(Ryusuke Hamaguchi)
6)『Bowling Saturne(原題)』
パトリシア・マズィ(Patricia Mazuy)
7)『アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー』
リチャード・リンクレイター(Richard Linklater)
8)『イントロダクション』
ホン・サンス (Hong Sang-soo)
9)『Nobody’s Hero(原題)
アラン・ギロディ(Alain Guiraudie)
10)『Qui A Part Nous(原題)
ホナス・トルエバ(Jonas Trueba)