二階健監督の『Soundtrack』の初公開から20周年記念上映が、6月23日((木)より代官山シアターギルドで開催されます。
今作は、最愛の妹を亡くしたヴァイオリニストと、彼の前に現れた謎めいた美少女の魂の交流を描いた幻想的な映像と音楽でつづるミステリアスなファンタジードラマ。
公開20周年記念上映 主演:SUGIZO×二階健監督『Soundtrack』
監督・脚本は、ラルク・アン・シエルなどのMVなどを手がけてきた二階健の映画監督と脚本家のデビュー作として公開され、話題を集めた。スペイン・マラガで開催された、セマナ国際ファンタスティック映画祭においては、最優秀撮影監督賞&最優秀脚本賞W受賞などに輝いた作品。
主演は、LUNA SEA、X JAPANのSUGIZO。スクリーンデビュー作である。そのほか、柴咲コウ、ファッションモデルで、表現者であった山口小夜子、それに当時は子役として落合モトキなどが出演している。また音楽もSUGIZOが手がけている。
この度、『Soundtrack』 20周年に向けて、
主演SUGIZOさん、二階健監督のコメントが解禁されました。
SUGIZOさん『Soundtrack』 20周年へのツイッターでのコメント
もう20年とは・・・本当に感慨深いです。
僕のキャリアの中でも時に重要な作品です。
関われて本当に光栄でした。
心から感謝しています。。。
二階健監督 20周年上映へのコメント
この作品の仕上げ時に編集室のテレビで、あのアメリカ同時多発テロの衝撃的なニュースが流れ、スギゾー氏と二人で固まっていた事を思い出す。平和の祈りを込めて冒頭にThe darkest hour is before the dawn(最も暗い時間は夜明け前にある)というメッセージを出した。20年たった今も人類は武力による殺戮を辞めないでいる。これはまさに想像力の欠如だと思う。世界は人と人との目に見えない繋がりや、感謝すべき奇跡の偶然に溢れているのだ。
自分は作った作品を見返すことがあまり無い。したがって今回「Soundtrack」を20年ぶりに観た。とても好きな映画だなと思った。自分で自分に驚いたあの時を思い出した。
既に、発売と同時に満席回など、好評につき追加上映も決定!
STORY
ヴァイオリニストの兄・志音と童話作家の妹・美砂。幼い頃、目の前で両親を殺害されて以来、ショックのあまり声を無くした美砂の ために志音は曲を作り、美砂は、悪夢にうなされる兄のために童話を描き続けていた。二人はお互いだけを信じ合い、ひっそりと 二人だけの世界で生きていた。しかし、こんなささやかな幸せを続けることさえ、運命は許してくれなかった。最愛の妹、美砂の事 故死――。たった一人残された志音は、死んだようにただ眠ることしかできなくなった。数年後、運命のいたずらが再度訪れる。死 んだ美砂そっくりの美少女が彼の前に現れたのだ。彼女の名前はミサ。快活で話好きのミサにヴァイオリンを教えながら、志音は 少しずつ明るさを取り戻していった。美砂とミサ、この偶然の一致(シンクロニシティ)に隠されたメッセージとは?そして、ついにミ サの秘密を知った志音のヴァイオリンの音色に奇蹟が起きる!
SUGIZO
柴咲コウ 山口小夜子 落合モトキ
監督/脚本 二階健
撮影 中山光一
美術 佐々木尚
衣装 スズキタカユキ/山下隆生(Beauty:Beast)
音楽 SUGIZO
メイクアップ・エフェクツ・スーパーバイザー:原口智生
VFXスーパーバイザー:古賀信明
2001年製作 2002年公開作品
配給 ギャガ