芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を映画化した『こちらあみ子』が、7月8日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開となります。
![画像1: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/36032a757abe3f46d6b9f0051c4aa52aea4a9ed9_xlarge.jpg)
主人公は、広島に暮らす小学5年生のあみ子。少し風変わりだが純粋なあみ子の行動が、家族や同級生など周囲の人たちを否応なく変えていく過程を、少女の無垢な視線で鮮やかに描き出します。
原作は「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子が、2010年に発表した処女作「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)。本作で太宰治賞、三島由紀夫賞を W 受賞して以降、新作を発表するたびに現代文学ファンの間で大きな話題を呼んでいます。
実写映画化となった本作で、主人公のあみ子を演じるのは、応募総数330名のオーディションの中から見いだされた新星・大沢一菜 (おおさわ・かな)。圧倒的な存在感で“あみ子の見ている世界”を体現していきます。父親役には、是枝裕和監督作『ワンダフルライフ』 (’99)から河瀬直美監督作『朝が来る』(’20)など世界的な人気を誇る監督の映画から TV ドラマ「最愛」まで幅広い活躍を見せる井浦 新。そして母親役には、主演作『茜色に焼かれる』(’21)が数々の映画賞を受賞するなど、日本映画を代表する俳優、尾野真千子。
監督は、大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務めてきた森井勇佑。原作小説と出会って以来、映画化を熱望してきた監督が、原作にはないオリジナルシーンやポップでグラフィカルな映像描写で“あみ子の見ている世界”に新たな風を吹き込み、念願の監督デビューを果たしました。
この度、あみ子の無垢なまなざしを真正面から捉えた本ビジュアルと特報が解禁されました。そして、両親役の井浦や尾野のショットを含むスチール写真8 枚も解禁されました。
![画像2: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/b6fe6e89d8c99bfe04b3684520a55e108b3354a8_xlarge.jpg)
![画像3: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/7e5ef57d851a2fd0df264a72bfb8c906c1693224_xlarge.jpg)
![画像4: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/31b96868dff9b4a99ef8ef8677556e1f172c1b78_xlarge.jpg)
![画像5: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/57992c8ff74efdaeda2e3ca248f5cd5198a4ee7d_xlarge.jpg)
![画像6: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/bbcf4ca2fc0ef4c151098e3026d1b3e446e3f903_xlarge.jpg)
![画像7: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/0497b416117ce5080bd55f76a1673019c839733b_xlarge.jpg)
![画像8: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/db8c1fac63bce3c3ba0330f7ac5aefcc20aedd31_xlarge.jpg)
![画像9: 芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を森井勇佑監督が映画化『こちらあみ子』より本ビジュアル、特報&場面写真が一挙解禁!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2022/05/10/966163fec3d3334665b8ae8df5dfdebced65a8e9_xlarge.jpg)
また、「応答せよ、応答せよ、こちらあみ子」という本作を象徴するセリフから始まる特報では、小学生から中学生時代まで、あみ子の視点から見た日常のスケッチが青葉市子の楽曲と共に綴られていきます。
映画『こちらあみ子』特報
映画『こちらあみ子』特報
youtu.be芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を映画化
感情と感性を刺激する映像と共に描く
無垢で、時に残酷な子どものまなざし
あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しいお父さん、いっしょに登下校してくれるお兄ちゃん、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいるお母さん、憧れの同級生のり君、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていくことになる。誕生日にもらった電池切れのトランシーバーに話しかけるあみ子。「応答せよ、応答せよ。こちらあみ子」―――。奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありようが生き生きと描かれていく。
ひとり残された家の廊下で。みんな帰ってしまった教室で。オバケと行進した帰り道で。いつも会話は一方通行で、得体の知れないさびしさを抱えながらもまっすぐに生きるあみ子の姿は、常識や固定概念に縛られ、生きづらさを感じている現代の私たちにとって、かつて自分が見ていたはずの世界を呼び覚ます。観た人それぞれがあみ子に共鳴し、いつの間にかあみ子と同化している感覚を味わえる映画がここに誕生した。
大沢一菜 井浦新 尾野真千子
監督・脚本 森井勇佑
原作 今村夏子(ちくま文庫)
音楽 青葉市子