東映時代劇看板スターとして日本映画界の全盛期を支えた中村錦之助(萬屋錦之介)の生誕90周年
を記念し、内田吐夢監督「宮本武蔵」5部作(デジタルリマスター版)を丸の内TOEIで初上映いたします!
中村錦之助(萬屋錦之介)は、歌舞伎役者から1954年(当時21歳)に映画界へ転身。デビュー作から一躍スターとなり、映画界を代表する俳優となりました。また、出演映画は150本を超え、「錦ちゃん」という愛称で多くの人々に生涯愛され続けました。
そんな中村錦之助(萬屋錦之介)の代表作の一つである「宮本武蔵」シリーズ。
吉川英治原作の国民的剣豪小説である「宮本武蔵」は、名だたる監督たちによってたびたび映画化されています。しかしながら、内田吐夢監督のつくる「宮本武蔵」シリーズは“決定版”として名高く、武蔵という青年が剣豪として、ひいては人間として成長していく壮大なドラマと剣を使ったダイナミックなアクションが見事に表された、まさに第一級の本格時代劇になっています。また、一年一作と五年の歳月をかけて挑んだ前代未聞の超大作プロジェクトであり、テレビが世の中を席捲しはじめ、邦画界の斜陽を感じた監督自身が邦画を守ろうとの思いから製作した作品ともいわれています。さらには武蔵の師・沢庵和尚には三國連太郎、宿命のライバル・佐々木小次郎には高倉健と豪華キャストとの共演も見どころの一つです。
巨匠監督と日本映画界を代表するスターがタッグを組み、豪華キャストを迎えた超大作「宮本武蔵」5部作。公開から約60年という時を超えて、当時の感動をそのままにデジタル修復を施した名作が大スクリーンに帰ってきます!
スタジオジブリ 鈴木敏夫様より コメント到着!
内田吐夢版「武蔵」が他作品と比較して際立つのは、武蔵が貫く激しい自己主張。自由に呼吸し、奔放に生きるその様に心惹かれて、ついつい何度も見てしまう。ースタジオジブリ 鈴木敏夫
上映作品
・『宮本武蔵』(1961)
監督:内田吐夢 出演:中村錦之助、丘さとみ、入江若葉、木村功、三國連太郎
・『宮本武蔵 般若坂の決斗』(1962)
監督:内田吐夢 出演:中村錦之助、丘さとみ、入江若葉、木村功、江原真二郎、三國連太郎
・『宮本武蔵 二刀流開眼』(1963)
監督:内田吐夢 出演:中村錦之助、丘さとみ、入江若葉、木村功、江原真二郎、高倉健
・『宮本武蔵 一乗寺の決斗』(1964)
監督:内田吐夢 出演:中村錦之助、丘さとみ、入江若葉、木村功、江原真二郎、高倉健
・『宮本武蔵 巌流島の決斗』(1965)
監督:内田吐夢 出演:中村錦之助、丘さとみ、入江若葉、高倉健、木村功、三國連太郎、片岡千惠藏
場所:丸の内TOEI
期間:4月29日(金・祝)~5月19日(木)
料金:1,200円均一 各回完全入替制(一本立て興行になります)
※各作品の詳細なタイムテーブルは劇場ホームページに順次掲載いたします。
・丸の内TOEI劇場HP【https://toeitheaters.com/theaters/marunouchi/】