青山真治監督が都内の病院で亡くなりました。57歳。
1964年福岡県北九州市出身。1996年『Helpless』で長編デビュー後、2000年『EUREKA』でカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をW受賞。その後、カンヌをはじめ世界の映画祭で活躍し、2007年『サッド ヴァケイション』はヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門のオープニング作品、2011年『東京公園』第64回ロカルノ国際映画祭で金豹賞審査員特別賞、2013年『共喰い』でロカルノ国際映画祭 Youth Jury Award最優秀作品賞とボッカリーノ賞最優秀監督賞など世界で評価され続けた監督でした。
2020年長編『空に住む』を発表後も、2021年には東京国際映画祭のコンペティション部門において審査員などを務めていたが、昨年春より食道がんを患って闘病していたことも、公式サイトで発表された。
57歳という年齢での逝去に海外でも多くの追悼のツイートが寄せられるとともに、フランス リベラシオン紙などでも追悼の記事が続々と上がっている。(下段に掲載)
青山真治監督 長編作品予告
Helpless(1996年) - 監督・脚本・音楽
第11回高崎映画祭 若手監督グランプリ
最優秀主演男優賞:浅野忠信
チンピラ(1996年) - 監督
WiLd LIFe(1997年) - 監督・脚本
冷たい血(1997年) - 監督・脚本・製作・編集・音楽
シェイディー・グローヴ(1999年) - 監督・脚本・音楽
EM エンバーミング(1999年) - 監督・脚本
この動画には年齢制限が設けられており、You Tubeでのみご視聴いただけます。
EUREKA(2000年) - 監督・脚本・編集・音楽
カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞
シンガポール国際映画祭で最優秀アジア映画賞
ベルギー王立フィルムアーカイブよりルイス・ブニュエル黄金時代賞
同作のノベライズ小説『EUREKA』で第14回三島由紀夫賞を受賞
月の砂漠(2001年) - 監督・脚本・編集
カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品
路地へ中上健次の残したフィルム(2001年)監督 短編ドキュメンタリー作品
レイクサイド マーダーケース(2004年) - 監督・脚本
エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年) - 監督・脚本
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品
こおろぎ(2006年) - 監督
ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門出品
東京国際映画祭出品
AA(2006年) - 監督 ドキュメンタリー作品
サッド ヴァケイション(2007年) - 監督・脚本・原作
ヴェネチア国際映画祭ではオリゾンティ部門オープニング作品
トロント国際映画祭・釜山国際映画祭などでも上映
東京公園(2011年) - 監督・脚本・音楽
第64回ロカルノ国際映画祭で金豹賞審査員特別賞
Cut(2011年) - アミール・ナデリ監督作品 脚本 青山真治
共喰い(2013年) - 監督・音楽
ロカルノ国際映画祭 Youth Jury Award最優秀作品賞とボッカリーノ賞最優秀監督賞
『空に住む』(2020年)-監督・脚本
海外メディアでも追悼の記事が続く。