第 93 回アカデミー賞国際長編映画賞仏代表&第46回セザール賞新人監督賞受賞!
『ハンナ・アーレント』バルバラ・スコヴァ主演
『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』(原題:Deux)が、2022 年 4 月 8 日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開が決定いたしました。
南仏モンペリエ、眺めのいいアパルトマン最上階、向かい合う部屋を行き来して暮らすニナとマドレーヌは、世間的には隣人同士で、仲の良い友人。だが実際は、長年密かに愛し合ってきた恋人同士だった...。
2019 年トロント国際映画祭のオフィシャルセレクションでワールドプレミアを飾った本作の監督・共同脚本を手掛けたのは、長編監督デビューとは思えない成熟した演出を見せたイタリアの新たな才能フィリッポ・メネゲッティ。2021 年に、セザール賞で新人監督賞を受賞、最優秀女優賞、脚本賞へのノミネートを始め、同年のリュミエール賞で、新人監督賞と最優秀女優賞受賞(バルバラ・スコヴァ&マルティーヌ・シュヴァリエが W 受賞)の三冠。さらに、アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト(仏代表)に選出、ゴールデングローブ賞非英語映画賞にノミネート、ロッテントマト批評家スコア 98%(2022 年 1 月 27 日時点)を記録するなど大絶賛をもって迎えられた話題作だ。
この度、解禁された日本版オリジナルポスターでは、ニナとマドレーヌが並んで本を読む穏やかな一場面、微笑み合う 2 人に続き、一人孤独にベンチに座るニナの後ろ姿が並び、「夢にまで見た最期の計画。あたりまえと思っていた日常が消えた。」というキャッチが、幸せな日常から一転、2 人の未来に訪れる試練を予感させるビジュアルとなっている。
同時解禁となった予告編は、60 年代の懐かしのヒット曲「愛のシャリオ」で幕をあける。ローマへの移住計画を目前に控えた 2 人の幸せな日常は、マドレーヌを突然襲った悲劇により一変する。最愛の人と築き上げた平和な日常が突如崩れ去った時、自らの手で人生を取り戻すべく抗う彼女たちが選んだ答えとは...。ニナ役に『ハンナ・アーレント』(12)のバルバラ・スコヴァ、マドレーヌ役にはフランスの名門国立劇場コメディ・フランセーズの団員でもある大女優、マルティーヌ・ シュヴァリエ、マドレーヌの娘アンヌ役に『ジュリアン』(18)のレア・ドリュッケールほか、独仏を代表する実力派女優たちが顔を揃える。
『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』予告編
社会の障壁の中で、愛する人との自由な生活を取り戻すために闘う女性たちを、2 大女優の圧倒的な演技と秀逸な映像美 でサスペンスフルに描き上げた異色の注目作『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』は、4 月 8 日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー。
【ストーリー】
アパルトマン最上階に向かい合うふたつの部屋
互いを隔てる扉は、やがて社会の障壁となって、ふたりの前に立ちはだかる――
南仏モンペリエを見渡すアパルトマン最上階、向かい合う互いの部屋を行き来して暮らす隣人同士のニナとマドレーヌは、実は長年密かに愛し合ってきた恋人同士。マドレーヌは不幸な結婚の末に夫が先立ち、子供たちもいまは独立、家族との思い出の品や美しいインテリアに囲まれながら心地よく静かな引退生活を送っている。2 人の望みはアパルトマンを売ったお金で共にローマに移住すること。だが子供たちに真実を伝えられないまま、時間だけが過ぎていく。そして突如マドレーヌに訪れた悲劇により、 2 人はやがて家族や周囲を巻き込んで、究極の選択を迫られることになる...。
監督:フィリッポ・メネゲッティ
脚本:フィリッポ・メネゲッティ、マリソン・ボヴォラスミ
共同脚本:フロランス・ヴィニョン
出演:バルバラ・スコヴァ、マルティーヌ・シュヴァリエ、レア・ドリュッケール、ミュリエル・ベナゼラフ、ジェローム・ヴァレンフラン
2019 年/フランス=ルクセンブルク=ベルギー/フランス語/95 分/カラー/2.39:1/5.1ch
原題:Deux 字幕:齋藤敦子
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、在日ルクセンブルク大公国大使館、ベルギー大使館
配給:ミモザフィルムズ © PAPRIKA FILMS / TARANTULA / ARTÉMIS PRODUCTIONS - 2019