平凡なユダヤ人家族の悲劇と運命を描いた衝撃の実話『ホロコーストの罪人』

本作は、ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたノルウェー最大の罪を描いた知られざる衝撃の実話である。ベルグ収容所で強制労働を監視し、オスロの港に強制移送したのは同じノルウェー人であり、その結果、アウシュヴィッツ行きのドナウ号に乗船したノルウェー系ユダヤ人の多くがアウシュヴィッツでホロコーストの犠牲者となった。なぜユダヤ人一家、ブラウデ家の幸せは奪われなければならなかったのか...。

出演は、『獣は月夜に夢を見る』のヤーコブ・オフテブロ、『ソフィーの世界』のシルエ・ストルスティン、『ミレニアム』シリーズのミカリス・コウトソグイアナキスほか。監督は『HARAJUKU』で国内外の高い評価を得たエイリーク・スヴェンソン。

今回、悲しみに打ちひしがれる家族の絶望と葛藤を描いている場面写真が一挙公開となった。平凡だけれど幸せな日々を送っていたユダヤ人一家のブラウデ家の様子から、ボクサーの息子チャールズらがベルグ収容所へ連行され、妻ラグンヒルが絶望に満ちた表情で見つめるシーン、収容所での父とチャールズ、母サラが同じアパートのユダヤ人家族と共に強制移送されるなど、計8点となっている。

エイリーク・スヴェンソン監督のコメント

また、合わせてエイリーク・スヴェンソン監督のコメントが初公開となった。衝撃的な事実や、ブラウデ家の実話を描くことになったきっかけについて監督は、「第二次世界大戦開戦前からオスロに住んでいた実在の家族、ブラウデ家に焦点をあて、この家族の運命がナチス軍や近所のノルウェー人によって引き裂かれる様子を描きました。この出来事はたった数十年前、自分の地元の街の近くで起きたにも関わらず、こういった出来事について無知であった事に気づかされました。ブラウデ家の実話は深く印象に残り、自分の中に不信感に近い不正行為に対する強い想いが沸き起こりました。自分がこの作品を映像化しないのであれば、映画そのものを作り続ける意味はないのではないかと思ったほどです。」と、本作にかけた想いを語っている。

『ホロコーストの罪人』は8月27日(金)新宿武蔵野館 ほか全国順次公開

監督:エイリーク・スヴェンソン/脚本:ハラール・ローセン、ローヴ=エーグ、ラーシュ・ギュドゥメスタッド/製作:マーティン・サンドランド/音楽:ヨハン・セデルクヴィスト
出演:ヤーコブ・オフテブロ、クリスティン・クヤトゥ・ソープ、シルエ・ストルスティン、ピーヤ・ハルヴォルセン、ミカリス・コウトソグイアナキス、カール・マルティン・エッゲ スボ
2020年/126分/カラー/ビスタ/5.1ch/ノルウェー語・ドイツ語/ノルウェー/PG-12
原題:Den storste forbrytelsen/英題:Betrayed/日本語字幕:高橋澄
後援:ノルウェー大使館/配給:STAR CHANNEL MOVIES

*6月25日より全国共通特別鑑賞券が、上映劇場窓口およびメイジャーにて発売中!

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