監督作『太陽を掴め』『若さと馬鹿さ』出演作『全員死刑』『岬の兄妹』など“コアな映画ファン”から支持を得る、中村祐太郎監督の最新作の公開が決まりました。

画像1: 中村祐太郎監督の最新作"新次元のラブストーリー"『新しい風』公開!人気沸騰中の漫画家・大橋裕之、描き下ろしによるメインビジュアル&予告も解禁!
画像2: 中村祐太郎監督の最新作"新次元のラブストーリー"『新しい風』公開!人気沸騰中の漫画家・大橋裕之、描き下ろしによるメインビジュアル&予告も解禁!

第16回大阪アジアン映画祭にてお披露目された本作は、自身が主演をも務めた、“新次元のラブストーリー”となっております。完全自主制作でありながら、大橋裕之ら著名クリエイターとのコラボにも注目です!

<中村自身が主演、脚本、監督編集を一挙につとめた意欲作>

監督作として『太陽を掴め』(第29回東京国際映画祭出品作品)では、片思い相手へのもどかしさと若者コミュニティに巣食う闇を。『若さと馬鹿さ』(2019年公開作品)では、長期間付き合う同棲カップルのすれ違いと、その旅立ちを。
いつも独自の観点で現代に生きる若者たちのリアリティを描いてきた中村祐太郎監督。

近年では、片山慎三監督の『岬の兄妹』(2019年-中村役)に出演し、俳優としてもその存在感を見せつけた。彼が描き、演じてきた人や物語は、間違いなく我々の日常に存在するけれど、多くの映画作家が見逃してきた小さな事件群である。もがきながら生きる人々に、愛を注ぎながら切り取る彼の手法は、近年注目され始めている。

画像1: <中村自身が主演、脚本、監督、編集を一挙につとめた意欲作>
画像2: <中村自身が主演、脚本、監督、編集を一挙につとめた意欲作>

今回の新作「新しい風」も、若者の些細でありながら、胸をかきむしってしまう、恥ずかしくて情けない一夜を起点とした事件を描く。
“身に覚えのある感情”になることは、間違いない。
主人公のコタロウ(中村祐太郎)が大晦日の夜にした告白が、やがて大騒動を巻き起こすことに……。
誰もが一度は経験する大好きな人とすれ違い。その恋愛のもつれに苦しむ人間たちが紡ぎ出す、哀しくもおかしな一日をコメディともシリアスともつかない、絶妙なタッチで描いている。

そして本作を彩る劇中歌『新しい風(青い檸檬)』と『僕は馬だ』の二曲はシンガーソングライターの町あかりと中村監督が本作のために書き下ろしたオリジナル楽曲。

学生時代からタッグを組んで映画音楽を制作してきた二人が、今回もその手腕を奮った。町あかりが、涼やかに歌い上げる楽曲シーンは両名のファンにとっても見どころの一つである。

またメインビジュアルは、現在人気沸騰中の漫画家・大橋裕之が、描き下ろした漫画。
本作を鑑賞して困惑する、大橋氏自身が描かれた奇抜な内容となっている。

画像3: <中村自身が主演、脚本、監督、編集を一挙につとめた意欲作>
画像1: 画・大橋裕之

画・大橋裕之

画像2: 画・大橋裕之

画・大橋裕之

<作品に寄せられたコメント>

・岩井澤健治(映画監督)
何だろう?と気になって仕方ない。こんな感覚は久しぶりだった。
あなたが観たいものはここにはない。ここにあるのは、中村祐太郎作品である。

・小西桜子(女優)
ゆるやかな群像劇かとおもって観ていたら じわじわと狂気が顔を出してきて、
でもなぜかずっと柔らかな光の中にいるような、 不思議な映画でした。

・松江哲明(映画監督) 
好きなのか嫌いなのか。ふざけてるのか真面目なのか。
試してるのか試されてるのか。どっちともつかない感情の隙間を狙って、「今」を探す。的確にカメラが引いて寄って、中村祐太郎の勝負作を映していた。

・ミルクマン斉藤(映画評論家)
しょせん人生は一人旅、未来は見えない、でもそんな不確定性をシアワセへと変幻してしまう「妖精」は、もしかしてこの世のどこかにいるのかも。ムチャクチャに見えてしっかり哀感を残す本作は、まさにコメディの新しい風である!

・坪井篤史(シネマスコーレ副支配人)
終電逃した男女の話と思いきや…またやらかしたな、ゆうたろうくん。 得意とする長回しから密室劇、急なファンタジーと、また観客を試す映画を作りおって……。今回の『新しい風』はどれだけの観客が共感でき、または怒るか。楽しみにしてます。

映画「新しい風」予告編

画像: 映画「新しい風」予告編 www.youtube.com

映画「新しい風」予告編

www.youtube.com

STORY
町あかりが歌う主題歌『新しい風(青い檸檬)』にのせておくる
せまい世界の中で傷つけ合う、ありふれた男女のありえないおとぎ話。
小さな男のコタロウ(中村祐太郎)は、誰よりもヒカリのことが気になっていた。
終電を逃した大晦日の夜、ついにコタロウはヒカリに告白をする。SNSのネタにもならないような、とてもしょうもない告白だった。翌朝、正月ムードの東京の街は、恋人にも友達にも戻れない二人を浮き彫りにしていた。突然、ストーカー男が襲いかかってきても、レオタードの天使と一緒に歌をうたっていても、小さなコタロウ の震える心は、ヒカリの気持ちの行方ばかりが気がかりだった。これは、現代に生きる若者たちのリビドーと、恋愛の残酷さを描いた、始まりも終わりも無い、愛のお話である。

監督・脚本・編集:中村祐太郎

出演:中村祐太郎、斎木ひかる、柴田貴哉、小川あん、原雄次郎、飯田芳、居石和也、平井まさあき(男性ブランコ)、横山真哉

主題歌:『新しい風(青い檸檬)』町あかり
撮影:千田暸太 中村祐太郎 芝山健大/
録音:古賀陽大/
助監督:百武大輔 吉村響
制作:萬造寺竜希 /
スチル:中川ミオ/
音楽:居石和也
整音・音響効果:北摂サウンドプロダクション/
カラリスト・オンライン編集:橋本悠平
宣伝美術:中居崇 /
メインビジュアル:大橋裕之 /
宣伝協力:小峰克彦
製作:アルカポルア

(2021/カラー/日本/66分/DCP)

8月14日より、新宿 K's cinemaから公開!

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