生存者証言を参考に、北朝鮮強制収容所の内情を描きつつ、過酷な環境で生きていく家族とその仲間たちが生き抜いていく姿を3Dアニメーションで描いた衝撃の感動作『トゥルーノース』が、いよいよ6月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開となる。

本作は、各国の映画祭で話題となり、レオナルド・ディカプリオも激賞したドキュメンタリー映画『happy -しあわせを探すあなたへ』(12)のプロデューサーを務めた清水ハン栄治の初監督作品。実際に収容体験をもつ脱北者や元看守などにインタビューを行い10年もの歳月をかけて作り上げた。アニメ映画の世界最高峰を選ぶ権威あるアヌシー国際アニメーション映画祭「長編コントルシャン部門」にノミネート_された他、ワルシャワ国際映画祭・審査員特別賞、ナッシュビル映画祭・長編アニメ部門グランプリ、韓国のプチョン国際アニメーション映画祭長編部門の特別賞を受賞するなど海外の映画祭を席捲!

また本作音楽監督を、ディズニー長編アニメ映画『ムーラン』(98)の劇中曲「リフレクション」で知られ、アカデミー賞音楽賞にノミネートされたマシュー・ワイルダーが担当したことでも話題になっている。

マシュー・ワイルダー音楽監督から日本公開にむけてのメッセージ動画が到着!

そして、この度、そのマシュー・ワイルダー音楽監督から日本公開にむけてのメッセージ動画が到着! あわせて本編シーンより、過酷な収容所生活の中でも前向きに生きようと仲間を歌で鼓舞するヨハンや仲間の助け合いを描いた、こだわりの音楽シーン映像が解禁となった。

今回、本作劇場公開むけて届いたメッセージ動画の中で、まずマシュー・ワイルダーは清水監督がプロデュースした『happy - しあわせを探すあなたへ』の試写で出会って、監督の心と世界観に惹かれたと説明。そのあと友人からの依頼もあり、本作のためにカリフォルニア・ヴェニスにある自分のスタジオを貸すことになったことがきっかけで監督の「ビジョンと人間性にとても感動」し、「どんなかたちでもいいので協力したい」と思ったとのこと。さらに本作でのプロセスは『ムーラン』の作曲をしたときと似ている部分もあったそうで、清水監督とは韓国と日本の文化について長時間話をし、リサーチもした上で、「『ムーラン』と同様、西洋と東洋の曲調の融合を心がけた。このストーリーはとても壮大かつ普遍的なもので、楽曲もそれを補足するものにしたかった」と語り、自身にとっても「完成したときには、とても大切な存在になっていた」という。そして最後に「この作品の感情表現は今までのアニメーションでの試みをはるかに超えています。この貴重な作品に少しでもかかわれたことを本当に誇りに思う」とメッセージを寄せている。

音楽が物語を動かす印象的なシーンの本編映像も公開!

あわせて解禁された本編映像は、薄暗い坑道の中で過酷な労働を強いられるヨハンが、監視員に「生産性を上げるには歌いながら動くのが効果的です」と提案。訝しがる監視員に「私どもは歌いながら我が最高指導者を讃え、歩調を合わせるべきです」と納得させ、「私は人民であり 屈強な精神と胆力を持ち、同志たちと共に支え合う この命ある限り」と歌い始め、やがて仲間たちも一緒に合唱していく場面。「心が真実に目覚め いつか魂が希望と自由の烽火となる 晴れの日に叫ぼう、マンセー(万歳)!」という歌声とともに、助け合いながら働き、自由を願う人々たちの姿がオーバーラップし、音楽が物語を動かす印象的なシーンとなっている。

「トゥルーノース」音楽監督マシュー・ワイルダーコメント&本編映像

画像: 「トゥルーノース」音楽監督マシュー・ワイルダーコメント&先行映像3 youtu.be

「トゥルーノース」音楽監督マシュー・ワイルダーコメント&先行映像3

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清水監督いわく「この作品が12万人の収容者たちをもしかしたら救うことに貢献できるかもしれない、いう僕の思いにマシューも快く賛同してくれた」という。また「アニメ映画はサントラが大事。例えば、『アナと雪の女王』だと「Let It Go」が思い浮かぶように本作でもきちんと意識して作りたかった」とこだわり、アカデミー賞やグラミー賞にノミネートされた大御所で経験豊富なマシュー・ワイルダーと共に、この本編シーンで使われた「マンセー」という楽曲ほかオリジナルサウンドトラックを作り上げた。

また本作の「トゥルーノース オリジナル・サウンドトラック」が現在発売中で、各種音楽ストリーミングサービスにて配信開始! 有名なシンガーソングライターであり、スティービー・ワンダーやクリスティーナ・アギレラ、マイリー・サイラス、セレーナ・ゴメスなどへの楽曲提供や、プロデュースしたノー・ダウト(No Doubt)のアルバム(「悲劇的な王国」)がグラミー賞にノミネートされるなど、世界的活躍するマシュー・ワイルダーが手掛けたサウンド・トラックもぜひ注目を。

公開記念『トゥルーノース』の清水ハン栄治監督と直接語れるオンラインイベントを開催!

実施日、参加方法は『トゥルーノース』公開後に公式HP、SNSにて発表。

<STORY>
1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民したパク一家は、平壌で幸せに暮らしていたが、突然父が政治犯の疑いで逮捕。家族全員が突如悪名高き政治犯強制収容所に送還されてしまう。過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い、他人を欺く一方、母と妹は人間性を失わずに生きようとする。そんなある日、愛する家族を失うことがきっかけとなり、ヨハンは絶望の淵で「生きる」意味を考え始める。やがてヨハンの戦いは他の者を巻き込み、収容所内で小さな革命の狼煙が上がる。

監督・脚本・プロデューサー:清水ハン栄治(「happy - しあわせを探すあなたへ」プロデューサー) 
制作総指揮:ハン・ソンゴン
制作:アンドレイ・プラタマ
音楽:マシュー・ワイルダー
声の出演:ジョエル・サットン、マイケル・ササキ、ブランディン・ステニス、エミリー・ヘレス 配給:東映ビデオ
94分/カラー/英語/日本語字幕/2020年/日本、インドネシア

『トゥルーノース』は6月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開!

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