1972年に教会で行われた「ソウルの女王」アレサ・フランクリンによる幻のコンサート・フィルムが、49年の時を経てついに日本公開

2018年8月16日、惜しくもこの世をさってしまった「ソウルの女王」アレサ・フランクリン。1972年1月13日、14日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブを収録したライブ・アルバム「AMAZING GRACE」は、300万枚以上の販売を記録し大ヒット。史上最高のゴスペル・アルバムとして今も尚輝き続けている。

画像: アレサ・フランクリン 2018©Amazing Grace Movie

アレサ・フランクリン

2018©Amazing Grace Movie

その感動的な夜が遂に映像で蘇る。コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、バーナード・パーディ(ドラム)らに加えサザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツである“ゴスペル”を感動的に歌い上げた今や伝説となっているこのライブは、実はドキュメンタリー映画としても撮影されていた。
当時監督を務めたのは、映画『愛と哀しみの果て』で知られアカデミー賞を受賞しているシドニー・ポラック。アルバム発売の翌年に公開される予定だったが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ、未完のまま頓挫することに。しかしいま、スパイク・リーらをプロデューサーに迎え、長年の月日が経てテクノロジーの発展も後押しし、遂に映画が完成。

音楽史を塗り替えたといわれる幻のライブ

画像: ミック・ジャガー 2018©Amazing Grace Movie

ミック・ジャガー
2018©Amazing Grace Movie

この度公開されたのは、アレサ・フランクリンが「高き山に登らん」を歌い、観客を総立ちにさせる本編映像! このシーンでは、ジェームズ・クリーブランド牧師がピアノを演奏し、コーラス隊をバックに熱唱するアレサの歌声に、徐々に盛り上がっていく教会内を映し出していく。すると、客席の奥でひときわノリノリで手を叩いているザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとチャーリー・ワッツの姿が。彼らは1972年初頭オリジナル・アルバム「メイン・ストリートのならず者(Exile on Main St.)」の仕上げのためにLAに滞在中で、このライブにも足を運んでいたそうで、アレサの歌に心酔している様子が見てとれる! そして観客たちが一人、また一人と立ち上がり、あっという間に場内は総立ちになり、溢れんばかりの高揚感が教会に満ちている様子が伝わり、改めて本作が貴重な瞬間が詰まった音楽ファン必見の作品となっていることがわかる! 音楽史を塗り替えたといわれる幻のライブをぜひ大きなスクリーンで体感してほしい!

『アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン』本編映像

画像: 映画『アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン』本編映像 | Amazing Grace Trailer (2021) youtu.be

映画『アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン』本編映像 | Amazing Grace Trailer (2021)

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音楽映画史に燦然として輝く名作として語り継がれること間違い無しの映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』は5月28日(金)よりBunkamuraル・シネマ他全国公開

撮影:シドニー・ポラック『愛と哀しみの果て』
映画化プロデューサー:アラン・エリオット
出演:アレサ・フランクリン、ジェームズ・クリーブランド、コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、ケニー・ルーパー(オルガン)、パンチョ・モラレス(パーカッション)、バーナード・パーディ(ドラム)、アレキサンダー・ハミルトン(聖歌隊指揮)他
原題:Amazing Grace/字幕翻訳:風間綾平
2018年/アメリカ/英語/カラー/90分
配給:ギャガ

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