『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞、『映画 夜空はいつでも最高密度の青 色だ』でアジア・フィルム・アワード、アジア最優秀監督賞を受賞し、その他にも『生きちゃった』『茜色に焼かれる』など数々の名作を 発表し続けている石井裕也監督の最新作『アジアの天使』が7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショーとなります。
石井監督が、あらためて初心に返り、これまでの経験値に頼らずにオール韓国ロケで挑んだ意欲作。優しさと力強さが調和した人 間ドラマであり、誰も見たことのない「アジアの家族映画」が完成しました。
この度、3種類のメインビジュアルを解禁いたします。この 3 種のビジュアルのデザインを手掛けたのは韓国のデザイン会社 「propaganda」(プロパガンダ)。
昨今、日本の多くの映画ファンからも注目されている「propaganda」のデザインの特徴は
できる限り文字情報などをそぎ落とし、余白が多く、シンプルなこと。作品そのものから湧き上がるイメージを抽出し、宣伝要素 に加えて、ひとつの「作品」として美意識の高いビジュアルを続々と制作しています。本作は石井監督が韓国チームとタッグを組 み、韓国オールロケを敢行した意欲作。宣伝ビジュアルにおいても日本と韓国のコラボレーションが実現しました。
「言葉」「国籍」「価値観」を超えた、人と人のつながり。家族のかたち。 ボロボロになった二つの家族が寄り添うとき、ある“奇跡”が舞い降りる・・・。
3 種類のビジュアルから、映画も、家族も、人生も「自由」だという、本作のテーマが伝わってくる。
■propaganda とは**
チェ・ジウン、パク・ドンウ、イ・ドンヒョンの 3 人のデザイナーによる韓国の映画デザイン会社。この社名にはそもそも「宣伝」、商品などの価 値や主張について理解や共鳴を広めていく、という意味がある。Propaganda が手掛けた『溺れるナイフ』、『愚行録』、『あん』などの日本映画や、韓国映画の『はちどり』、『新感染 ファイナル・エクスプレス』、ドラマ「愛の不時着」の韓国版ビジュアルは日本の映画ファンの間でも SNS などで話題となった。
<ストーリー>
8歳のひとり息子の学(佐藤凌)を持つ小説家の青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オ ダギリジョー)が住むソウルへ渡った。ほとんど韓国語も話せない中、自由奔放な兄の言うがまま怪しい化粧品の輸入販売 を手伝う羽目に。
元・人気アイドルのソル(チェ・ヒソ)は、自分の歌いたい歌を歌えずに悩んでいたが、亡くなった父母の代わりに、兄・ジョン ウ(キム・ミンジェ)と喘息持ちの妹・ポム(キム・イェウン)を養うため、細々と芸能活動を続けていた。
しかし、その時彼らはまだ知らない。 事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち ── どん底に落ちた日本と韓国の 2 つの家族が共に運命を歩む時、ある“奇跡”を目の当たりにすることを・・・。
池松壮亮 チェ・ヒソ オダギリジョー キム・ミンジェ キム・イェウン 佐藤凌
脚本・監督:石井裕也
製作:五老 剛、竹内 力、ハン・ドンヒ、浜田稔、森田 篤、永田勝美、宮前泰志
エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕
プロデューサー:永井拓郎、パク・ジョンボム、オ・ジユン 共同プロデューサー:神保友香
音楽:パク・イニョン 撮影監督:キム・ジョンソン
助監督:藤本信介 美術:渡辺大智 韓国美術:イ・アヨン
録音:チェ・ジェワン スタイリスト &ヘアメイク:ナム・ジス
編集:ジョ・ヒョンジュ、岡崎正弥、石井裕也
VFXスーパーバイザー:赤羽智史
製作:『アジアの天使』フィルムパートナーズ (朝日新聞社、RIKI プロジェクト、D.O.CINEMA、北海道文化放送、UNITED PRODUCTIONS、 ひかり TV、カラーバード)
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、SECONDWINDFILM
配給・宣伝:クロックワークス
助成:文化庁ロゴ 文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会 KOFIC、ソウルフィルムコミッション、カンウォンドフィルムコミッション
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