『犬は歌わない』(原題:Space Dogs)の日本公開が決定しました。
本作はロカルノ国際映画祭で2部門受賞を果たすなど注目のドキュメンタリー映画です。
![画像1: (C)Raumzeitfilm](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2021/03/19/f6bbd00084ffd077275b8ea85da89e644e151719_xlarge.jpg)
(C)Raumzeitfilm
宇宙犬として有名なライカはかつてモスクワの街角を縄張りにする野良犬だった。
宇宙開発に借り出された彼女は宇宙空間に出た初の生物であり、初の犠牲者となった。時は過ぎ、モスクワの犬たちは今日も苛酷な現実を生き抜いていた。そして街にはこんな都市伝説が生まれていたーーライカは霊として地球に戻り、彼女の子孫たちと共に街角をさまよっているーー 宇宙開発、エゴ、理不尽な暴力、犬を取り巻くこの社会をソ連の宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像によって描き出す。
【受賞歴】
★ロカルノ国際映画祭2部門受賞(ヤング審査員特別賞+フィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼント部門ISPEC 特別賞)
★オーストリア・ヴィエンナ-レ2019最優秀オーストリア映画賞受賞
★ドイツ・ドック ライプツィヒ2019入選 ほか世界各国の映画祭にて受賞、ノミネート
【スぺース・ドッグとは ?】
1950年代、東西冷戦の時代。ソビエト連邦は宇宙開発に向けて様々な実験を繰り返していた。その中の一つがスペース・ドッグ計画。人間の宇宙飛行が可能か検証するために数十回に渡り、犬を宇宙空間へと送った。1957年、世界初の“宇宙飛行犬”として本作の主人公の一匹でもあるライカは人工衛星「スプートニク 2号」に乗り込んだ。彼女は地球生まれの生物として初の軌道飛行を達成したが、生きて戻ることはなかった。死因は諸説あるが打ち上げ後のストレスと高熱が最も有力とされている。ライカとスプートニクに関しては数多の学術的検証がなされ、またこの伝説的な宇宙犬をモチーフとした物語が世界各国で生み出されることとなった。
![画像2: (C)Raumzeitfilm](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781437/rc/2021/03/19/a325ad82d6088cbd6fd2e0da13c9bd0b93154078_xlarge.jpg)
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【監督プロフィール】
・エルザ・クレムザー / Elsa Kremser
1985 年オーストリア・ヴォルフスブルク生まれ ウィー ン大学とルートヴィヒスブルク映画アカデ ミーで映画を学ぶ。 映画『NEBEL』がベルリン国際映画祭でプレミア上 映。2016 年にはレヴィン・ピーターと共同でウィーンを拠点とするプロダクション RAUMZEITFILM 社 を設立。現在製作している初のフィクション長編映画 。『THE GREEN PARROT』はべルリン国際映画祭 Kompagnon Script Award を受賞。
・レヴィン・ペーター / Levin Peter
1985 年ドイツ・イェーナ生まれ ルードヴィヒスブルク映画アカデミーで学び、いくつかのドキュメ ンタリー作品を制作。『BEYOND THE S N O W S T O R M 』 でドイツ・アップカミングフィルムアワ ードを受賞し、ベルリン国際映画祭で招待上映。 2016 年にエルサ・クレムザーと共にウィーンを拠点とする制作会社 RAUMZEITFILM を設立。現在製作している初のフィクション長編映画『THE GREEN PARROT』 はベルリン国際映画祭Kompagnon Script Awardを受賞。
監督・プロデューサー:エルザ・クレムザー&レヴィン・ペーター ナレーション:アレクセイ・セレブリャコフ
撮影監督:ユヌス・ロイ・イメル
音楽:ピーター・サイモン&ジョナサン・ショア
編集:ヤン・ソルダット、ステファン・ベヒャンガー
2019年/オーストリア・ドイツ/DCP/91min/カラー・モノクロ/DOLBY SRD 5.1
後援:オーストリア大使館・オーストリア文化フォーラム
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