俳優・フィルムメーカー・白黒写真家などマルチに活躍する斎藤工が、“齊藤工”名義で映画制作をスタートして 10年の節目を迎えた2020年、12月4日、シンガポールで開催された、アジア太平洋地域16カ国の中から優れた映像コンテンツを選出する国際賞「アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード(Asian Academy Creative Award/AAA’s)」にて、齊藤工監督作、HBOアジア制作『FOODLORE: Life in a Box』最優秀監督賞を受賞しました。最優秀監督賞受賞は日本人としては初の快挙となります。

画像: 『Life in a Box』ビジュアル © 2019 HBO Pacific Partners, v.o.f. HBO and HBO Asia Originals are service marks of Home Box Office, Inc. FOOD LORE is a service mark of HBO Pacific Partners, v.o.f. Used with permission. © 2019 HBO Asia. All rights reserved.

『Life in a Box』ビジュアル
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画像1: 『Life in a Box』場面写真 © 2019 HBO Pacific Partners, v.o.f. HBO and HBO Asia Originals are service marks of Home Box Office, Inc. FOOD LORE is a service mark of HBO Pacific Partners, v.o.f. Used with permission. © 2019 HBO Asia. All rights reserved.

『Life in a Box』場面写真

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AAA’sはアジアとオセアニアで制作された映像コンテンツを世界に発信すべく、各国代表を選出した上で頂点を決定する国際賞レース。第3回目となる本年度は、最優秀ドラマシリーズ賞を流行語大賞ノミネートでも話題に なった『愛の不時着』、最優秀アニメシリーズ賞を『泣きたい私は猫をかぶる』(スタジオコロリド/Netflix) などが受賞、授賞式はオンラインで開催されました。
なお昨年のAAA’sでは、齊藤工監督の「FOLKLORE: TATAMI」が主演男優賞(北村一輝)・主演女優賞(神野三鈴)・撮影賞(早坂伸))を受賞しています。

画像: 「FOLKLORE: TATAMI」ビジュアル ©︎ 2018 HBO Pacific Partners, v.o.f. HBO and HBO Asia Originals are service marks of Home Box Office, Inc. FOLKLORE is a service mark of HBO Pacific Partners, v.o.f. Used with permission. ©︎ 2019 HBO Asia. All rights reserved.

「FOLKLORE: TATAMI」ビジュアル

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画像: 「FOLKLORE: TATAMI」場面写真 ©︎ 2018 HBO Pacific Partners, v.o.f. HBO and HBO Asia Originals are service marks of Home Box Office, Inc. FOLKLORE is a service mark of HBO Pacific Partners, v.o.f. Used with permission. ©︎ 2019 HBO Asia. All rights reserved.

「FOLKLORE: TATAMI」場面写真

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『FOODLORE』シリーズは、シンガポールの巨匠エリック・クーが製作総指揮を務め、アジア8ヵ国より、料理 をテーマに魂を味と香りで表現する8エピソードからなるアンソロジー。
齊藤が日本代表として監督した『Life in a Box』は、世界共通語の「BENTO(=弁当)」にまつわる物語で、そ れぞれが悩みを抱る3組が同じ一つの「BENTO」を通じて懐かしさと思い出、愛に包まれた旅の中で、希望の光を見出す姿を描いています。

『Life in a Box』場面写真

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なお、全編高崎ロケの本作は子育て中のスタッフが多く、高崎フィルム・コミッションと共に現場付近に託児所を設けて撮影。以降、齊藤組では2021年公開作品『ゾッキ』でも蒲郡市とそのシステムを導入しました。

本年は、ほかにも企画・原案・脚本・撮影・写真・声・総監督作品『COMPLY+-ANCE』がロサンゼルス日本映画 祭2020(JFFLA) にて最優秀監督賞・ニューウェーブ作品賞のW受賞、そして短編映画『バランサー』(2014年)がオレゴン短編映画祭2020にて、最優秀国際映画賞を受賞。 この相次ぐ受賞を受け、齊藤監督より、あらためて受賞コメントが届きました。

画像: 『バランサー』場面写真 © ひかりTV/イースト・ファクトリー

『バランサー』場面写真

© ひかりTV/イースト・ファクトリー

<齊藤工監督 コメント>

2017年にシンガポールでエリック・クーに公開前の『blank13』を観て貰った事から HBOアジア「FOLKLORE」シリーズの日本代表の監督に推薦して頂き、その時に監督した『TATAMI』を含む「FOLKLORE」シリーズが世界的に好評を得て「FODLORE」シリーズに繋がり、『Life in a Box』は生まれました。
物語は、私が西日本豪雨の2018年に広島で出逢ったボランティアに対して配られた塩むすびの塩加減に感動し涙した、実際の出来事が起源になっています。そんな奇跡的な出逢いの連鎖がこの受賞の裏側にはあります。
主演の安田顕さんや安藤裕子さん、撮影の早坂伸さんや脚本の金沢知樹さん、編集の小川弾さんや録音整音の桐山弘之さんをはじめ、多くの方々が樹形図の様に私のクリエイションには存在して下さり、 そのアベンジャーズの様な誇らしい樹形図そのものが海を超え評価されたのだと思っています。
同時に“斎藤工”なんて知らない方々に作品がどう映るか、 作品至上主義でモノ作りをして来たつもりなので これからもその想いで映画に臨めよと叱咤激励を頂いた様にも思いました。
『Life in a Box』がこれを機に国内でもお目見えする機会が増える事を願いながらまたアベンジャーズの面々とより一層精進してモノ作りをして行きたいと思います。

p.s.自粛中に夢中になった「愛の不時着」と並んでの受賞には震えました

画像: 監督・齊藤工

監督・齊藤工

常に“クリエイティブ・ファースト”を信条とする監督・齊藤工としての10年の創作活動は類を見ないハイピッチであり、東日本大震災後の2011年に初めてメガホンを取った短編映画「サクライロ」から、コロナ禍の自粛生活を経て制作、本年劇場公開した最新監督映画『ATEOTD』など、10年間で17本もの作品を世に送り出しています。 2018年には映画を通じた活動と功績を評価され第47回日本映画ペンクラブ賞特別激励賞を受賞しました。

2020年は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下、リモート映画制作プロジェクト「TOKYO TELEWORK FILM」の企画、自粛中の映画体験を提供するべく特設サイト「A Takumi Saitoh Film」をローンチ、さらに井浦新、渡辺真起子両氏とともに映画館支援活動「Mini Theater Park」を始動するなど、スピード感をもって数多くの活動に取り組んできました。また、監督業と時を同じくして立ち上げた、より多くの人々に 劇場体験を提供する「移動映画館 cinéma bird 」を積極的に開催。医療従事者とその家族を招き、ドライブインシアターを開設しています。

2021年は、監督として、竹中直人、山田孝之との共同監督作品『ゾッキ』全国公開をはじめ複数の監督企画が進行中。俳優としても、庵野秀明(企画・脚本)× 樋口真嗣(監督)による主演作『シン・ウルトラマン』公開のほか様々なプロジェクトが控えています。また、40歳になるこの年に監督キャリア10年を振り返る記念シーズンとして「A TAKUMI SAITOH FILM ‒ 10 years -」と冠した上映企画なども調整中です。

映画を愛し、映画のために身を捧げる者のひとりとして、世界の新たな局面における“映画”のあり方について迅速に反応し、その仕組みを模索しながら意欲的に制作に取り組む斎藤工。ますますその活躍に注目が集まります。

Takumi Saitoh Instagram http://Instagram.com/takumi_saitoh_official

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