“若手映像クリエイターの登竜門”として2004年に埼玉県川口市でスタートしたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。

画像: SKIPシティ国際Dシネマ映画祭-全受賞結果 グランプリはマリア・セーダル監督『願い』!監督賞などW受賞『ザ・ペンシル』、SKIPシティアワードには『写真の女』

9月26日(土)より初めてとなるオンライン配信での開催を迎え、最終日となった本日10月4日(日)、SKIPシティ映像ホールで開催した授賞式にて、グランプリをはじめとする国際コンペティション、国内コンペティションの各賞が発表されました!

国際コンペティションでは、事実婚のパートナーと6人の子どもたちに囲まれて暮らす女性アンニャが、クリスマス直前に受けた末期ガンの宣告に苦悩する11日間を描くノルウェー・スウェーデン合作『願い』(マリア・セーダル監督/英題:Hope)に贈られました。
マリア・セーダル監督が自身の実体験を元に脚本を書き上げ、実に9年ぶりの監督復帰作となった本作。国際コンペティション審査委員長の澤田正道氏からは「監督自身がこの主人公と寄り添って『生きる』ということを問いただしているように思える」と高く評価され、満場一致でのグランプリ受賞となりました。
またロシア作品『ザ・ペンシル』(ナタリア・ナザロワ監督/英題:The Pencil)が、本映画祭初めての快挙となる監督賞と審査員特別賞をW受賞!本作は政治犯の夫を追って地方の村にやってきた女性アントニーナが、美術教師として働きながら、暴力に立ち向かう術としてアートの素晴らしさを説き、閉鎖的な村社会に波紋を生んでいく骨太なヒューマンドラマ。
審査員の三島有紀子氏からは「世界中に蔓延している『見たくないものを見ない』という気分に対し、『見なくてはいけないものをきちんと見ていくんだ』『いまの社会で力強く生きていくんだ』という監督のメッセージが本当に力強く届いてきた」と評価され、史上初の快挙を達成しました。

国内コンペティションでは、長編部門で『コントラ』(アンシュル・チョウハン監督)、短編部門で『stay』(藤田直哉監督)がそれぞれ優秀作品賞に輝きました。
そして国際コンペティション・国内コンペティションを通じた全日本作品を対象に、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に対し贈られる「SKIPシティアワード」には国内コンペティション審査委員長の部谷京子氏から「独特の世界観を持つとてもユニークな作品」と評価された『写真の女』(串田壮史監督)が選出されました!
また観客からの投票で決定する観客賞には、国際コンペティションでヒューゴ・ウィーヴィング主演作『南スーダンの闇と光』(ベン・ローレンス監督)、国内コンペティション長編部門で『コーンフレーク』(磯部鉄平監督)、短編部門で 『ムイト・プラゼール』(朴正一監督)が受賞しました。磯部鉄平監督は3年連続ノミネートで3年連続受賞という本映画祭初めての快挙達成となりました!

国際コンペティション部門 受賞結果

【最優秀作品賞(グランプリ)】
『願い』

画像: 【最優秀作品賞(グランプリ)】 『願い』

監督:マリア・セーダル
出演:アンドレア・ブライン・フーヴィグ、ステラン・スカルスガルド
2019年|ノルウェー、スウェーデン|125分|英題:Hope
©Manuel Claro

■受賞コメント マリア・セーダル監督

マリア・セーダル監督

ノルウェーの山小屋の自宅で目覚めると日本からEメールが届いていて、審査員の方々が私の作品をグランプリに選んでくださったことが書かれていました。今でも信じられない気持ちで、この素晴らしいニュースをたいへん光栄に思います。この受賞は私にとって特別なことです。なぜならこの物語は私のこれまでの作品の中でも最も自伝的なものだからです。私の個人的な体験を映画作品にするのは非常にチャレンジングなことでした。賞をいただけたのは、この物語が感情的にも文化的にも国境を越えられのだと思います。少なくともそう信じています。たいへん勇気づけられました。作品に関わったすべての者がこの受賞を誇りに感じると思います。

■審査委員長コメント 澤田正道氏(映画プロデューサー)
最優秀作品賞には、審査員全員一致で本作を選びました。とにかく素晴らしくとても好きな作品です。ガンを告知された主人公は決して憐れみも受け入れず、時に観客にとっても目を背けたくなるような態度を見せながらも、死んでしまうことの恐怖と、残されていく子どもたちへの母親としての責任がひしひしと伝わってきます。まさにそこに生身の一人の女性、一人の母親を見ることができます。監督自身がこの主人公と寄り添って「生きる」ということを問いただしているように思えてきます。マリア・セーダル監督が次に何を撮るのかとても興味深いです。

【監督賞】【審査員特別賞】W受賞!
『ザ・ペンシル』

画像: 【監督賞】【審査員特別賞】W受賞! 『ザ・ペンシル』

監督:ナタリア・ナザロワ
出演:ナデジダ・ゴレロワ、ウラジミール・ミシュコフ
2019年|ロシア|93分|英題:The Pencil
©Salt Studio, ©Fortissimo Films

■受賞コメント ナタリア・ナザロワ監督

ナタリア・ナザロワ監督

映画祭の関係者、観客の皆様、審査員の皆様に心より感謝いたします。監督賞を受賞することは想像していなく、すごいことと驚いています。私の作品を高く評価していただき、本当にありがとうございます。日本の詩など、あらゆる日本の伝統的な文化を愛していますので、 私にとってこの受賞はとても大きなことです。いつの日か日本を訪れ、皆さんにお会いし、私の日本文化への気持ちをお伝えしたいです。 皆さんを愛しています。

■審査員コメント 三島有紀子氏(映画監督)
『ザ・ペンシル』はロシアの社会構造と、世界中に蔓延している「見たくないものを見ない」という気分を寓話として物語に落とし込めている点が一番素晴らしかったと思いますが、ナタリア・ナザロワ監督は「私たちは見なくてはならない」ということを本当に力強くメッセ ージとして伝えてくれました。映画作りというのは、求められなくても作っていくということが必要なものだと思っています。今後ナザロワ監督がもし困難に陥ったとき、私たちが監督の作品を楽しみに待っているということを思い出して作り続けてもらいたいなと思います。

■審査員コメント ジュリアン・ロス氏(ロッテルダム国際映画祭/ロカルノ国際映画祭、プログラマー)
社会的圧力によって前に進むことが難しくなっているこの世の中で、この作品はロシアを含む世界各地が抱えている問題に鋭く焦点を当てていると感じました。ナタリア・ナザロワ監督の今後の作品も楽しみにしています。

【観客賞】
『南スーダンの闇と光』

画像: 【観客賞】 『南スーダンの闇と光』

監督:ベン・ローレンス
出演:ヒューゴ・ウィーヴィング、アンドリュー・ルリ、ヘイリー・マケルヒニー、ボル ード・ワトソン

2019年|オーストラリア|111分|英題:Hearts and Bones
©2019 Hearts and Bones Films Pty Ltd, Spectrum Films Pty Ltd, Lemac Films (Australia) Pty Ltd, Create NSW and Screen Australia

■受賞コメント ベン・ローレンス監督

ベン・ローレンス監督

『南スーダンの闇と光』が観客賞をいただき、映画祭、そして観客の皆さんに感謝いたします。滞在していたロンドンから発つ直前の、早朝の空港でこのニュースを聞き、とても驚いています。本当にありがとうございました。できれば実際に映画祭に参加したかったのですが、 いつかそれが叶うことを願っています。

国際コンペティション部門総評

国際コンペティション審査委員長 澤田正道氏(映画プロデューサー)
最近は女性の監督作品をもっと推進すべきだという意見を映画祭でも業界でもよく聞きます。しかし、今回のこの映画祭で改めて実感したのは、女性監督の作品がすでにしっかり根を張ってきている、女性・男性という性差別的な考えが徐々に昔のこととなっていこうとすること。近い将来、女性の監督の映画、男性の監督の映画という言い回し自体が古く感じる時が近づいているような気がします。今回賞を取った2本の作品(最優秀作品賞『願い』、監督賞・審査員特別賞『ザ・ペンシル』)は両作品ともいわゆる女性監督です。しかし、だれも女性監督の作品と意識して観てなどいないものです。映画は性別などないことを、そして様々な人たちが映画という表現方法を使って世界と対峙していることを見せてくれました。もうひとつは戦争ということも考えさせられました。今起こっている戦争に我々はどう接するべきなのか、過去にあった戦争に対して私たちはどうあるべきなのか。そういったことを、映画を通して考えさせられることもとても興味深く、意味のあることだと思います。
三点目としては、ドキュメンタリーだけでなくコメディであれホラーであれ、どんなジャンルでもそこには常に”いま”が映し出されているということです。各国の人たちがどう”いま”と接しているのか、とても興味深く見ることができました。 映画には大きな作品も小さな作品もありませんし、エンターテインメントと作家映画という区別も本来はないのです。我々は今、イベント性を持たない映画は公開も難しくなってきています。そういう状況の中で、映画祭は別の価値観から単純に映画を映画として見せるという可能性を残していると思います。この映画祭が末永く常に新しい発見の場であり続けるように願っています。

SKIP シティアワード
『写真の女』

※SKIP シティアワードは、国際コンペティション・国内コンペティションを通じた全ての日本作品の中から、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に対して授与する賞です。
※受賞者の次回企画に対し、SKIP シティ彩の国ビジュアルプラザの映像制作支援施設・設備の一定期間の利用を提供します。

画像: SKIP シティアワード 『写真の女』

監督:串田壮史
出演:永井秀樹、大滝樹、猪股俊明、鯉沼トキ
配給:ピラミッドフィルム
2020年|日本|89分|英題:Woman of the Photographs
©ピラミッドフィルム

■受賞コメント 串田壮史監督

串田壮史監督

ありがとうございます。SKIP シティアワードは制作のサポートを得られる賞と聞きましたので、次回作もぜひ作りたいと思っています。 自分自身もオンラインで映画を楽しんだのですが、映画の素晴らしさを再確認する機会となりました。今、コロナの影響、そして政治的な立場の違いにより世界中で分断が広がっていますが、映画的な喜びは、その分断された人たちを国籍、文化、性別、人種を超え、ひとつにすることができるものだと思っています。次回作は、映画の喜びを皆さんに届けられるものを撮りたいと思っています。

■審査員コメント 部谷京子氏(美術監督)
『写真の女』は独特の世界観を持つとてもユニークな作品で、89分間飽きることなく画面に集中していました。ほとんど話をしない男は黙々と撮影とレタッチを続け、女の出現で、実は少々はしゃいでいるかのように見えます。SNSが抱える問題も織り込みながら、メスのカマキリがオスを食い殺すように男と女の物語は進んでいきます。技術的にも見るべきものが多く、美しく魅力的な画面とともに、シャッター音も効果的に活かしながら迎えるエンディング。串田壮史監督の次回作をぜひ観たいと思いました。今後の制作活動に大いに期待しています。

国内コンペティション 受賞結果

【優秀作品賞(長編部門)】
『コントラ』

画像: 【優秀作品賞(長編部門)】 『コントラ』

監督:アンシュル・チョウハン
出演:円井わん、間瀬英正、山田太一、セイラ、清水拓蔵
配給:Cinemago
2019年|日本|144分|英題:Kontora
©2020 KOWATANDA FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

■受賞コメント アンシュル・チョウハン監督

アンシュル・チョウハン監督

自粛の中、ベッドルームから出てこうやって皆さまの前に立てたことを嬉しく思います。本日、コロナの影響でチームの皆を連れてくることができませんでしたが、プロデューサーの茂木美那さん、出演してくれた円井わんさんが来てくださいました。私のことを信じてくださって、参加してくださってありがとうございました。この映画は、自分の大切な部分を表現したものになっています。日本社会にとってセンシティブな部分を指摘する映画になっているのですが、それが皆さまに伝わったことを嬉しく思います。映画の最後でも言っているように、日本の兵士の皆さんに捧げている映画でもあるので、当時亡くなった皆さんに捧げる賞でもあります。皆さまありがとうございました。

■審査員コメント アダム・トレル氏(サードウィンドウフィルムズ社、代表)
アンシュル監督と『コントラ』のスタッフ、キャストの皆さま本当に超おめでとうございます。本当に素晴らしい映画だと思っています。 長いのに短く感じた映画でした。カメラも音も、テクニカルな部分はすべて良かった。キャストの皆さんの演技も素晴らしい。エクスペリメンタルな映画でありながらエンターテインメント。映画好きな人でも、映画ファンじゃない人でも恐らく『コントラ』のことを好きになると思います。たくさんの人に見てもらえることを楽しみにしています。

【優秀作品賞(短編部門)】
『stay』

画像: 【優秀作品賞(短編部門)】 『stay』

監督:藤田直哉
2019年|日本|38分|英題:Stay
©東京藝術大学大学院映像研究科

■受賞コメント 藤田直哉監督

藤田直哉監督

コロナ禍の中、オンラインでありながらも映画祭を開催していただきありがとうございました。オンラインだからこそ多くの方に見ていただけた実感もありました。この作品はロケーションが印象的だったと思いますが、友人の家を借りて作った作品です。脚本、プロデューサー、撮影のメンバー、大学から長年やってきた仲間たちと撮った作品で賞が獲れて嬉しく思います。本当にありがとうございました。

■審査員コメント 沖田修一氏(映画監督)
長編にはない短編の良さが特にあったのではないかと感じたのが『stay』でした。追い出してしまう人がいて、居ついていた人が急にいなくなるという皮肉なストーリーがとても良いと思いました。

【観客賞(長編部門)】
『コーンフレーク』

画像: 【観客賞(長編部門)】 『コーンフレーク』

監督:磯部鉄平
出演:GON、高田怜子、日乃陽菜美、手島実優、木村知貴、土屋翔、南羽真里
2020年|日本|95分|英題:Cornflakes
©belly roll film

■受賞コメント 磯部鉄平監督

磯部鉄平監督

SKIP シティ国際 Dシネマ映画祭には、1 年目は短編映画(※『予定は未定』で 2018 年国内コンペティション短編部門優秀作品賞受賞)、 2 年目は長編映画(※『ミは未来のミ』で 2019 年 SKIP シティアワード受賞)と、3 年連続で入選・受賞させていただいて、SKIP シティに帰ってくるぞという思いで映画を作って、今年も帰ってこられて、こうやって賞もいただけて。観客賞はお客さんが見て選んでいただく賞なのでとても嬉しいです。主演の GON 君とずっと一緒にやってきて、彼と長編映画を撮ろうと言ってやってきたので...GON 君よかったですね。おめでとうございます。ありがとうございました。

【観客賞(短編部門)】
『ムイト・プラゼール』

画像: 【観客賞(短編部門)】 『ムイト・プラゼール』

監督:朴正一
出演:鄭順栄、デボラ・バルボーザ・エグチ、藤井美音、ホドリゴ・サトウ、山崎悠稀、 河邊一敏
2020年|日本|31分|英題:Muito Prazer
(※コピーライト表記なし)

■受賞コメント 朴正一監督

朴正一監督

気になってエゴサーチしていたら、2、3回観てくださったという人もいて、自分なら『TENET テネット』を観るのになと思っていましたが(笑)、そんな方々がいてくれてこの賞が獲れたと思います。この作品を見ていただいた方は分かると思いますが、おそらくこの作品は今年の入選作品の中で一番の貧乏映画だと思います。どこからのバックアップもなく、借りた小さいカメラ一台で撮りました。スタッフ・ キャストはほぼノーギャラ、気持ちだけで撮りました。でもその気持ちが多くの方々に届いたので観客賞が獲れたと思います。スタッフ・ キャストのみんな、俺を救ってくれてありがとう。そして無理を聞いてくれた日系ブラジル人のみんな、あなたたちは全員才能があり素晴らしかったです。これからどんどん表に出て行って、その才能を第二の故郷である日本のために役立ててください。がたがた言う人はいるかもしれませんが、俺たち仲間が応援しています。ありがとうございました。

国内コンペティション部門総評

国内コンペティション審査委員長 部谷京子氏(美術監督)
国内部門の長編5本、短編9本、どれも素晴らしい作品でした。長編『コントラ』は今作が2本目というアンシュル・チョウハン監督の作品で後ろ向きに歩く男の発想が面白く、モノクロの画面に圧倒されながら最後まで興味深く見ました。短編『stay』は藤田直哉監督の作品で短編ならではの展開の速さが秀逸でした。もともと住んでいたものが誰もいなくなるというのはすごい展開です。 今年の作品の特徴として、「多様性の時代」ということがあると思います。様々なシチュエーションの中で、なかなか思い通りにいかない人間関係があって、しかしだからこそ人間は面白い、生きることはもっと面白い。これからも皆さんが、執拗なまでの人間観察を続けられて、この多様な時代を、創造性を持って描いていってほしいと思います。今回受賞しなかった皆さんも、次回作を大いに期待しています。 今後もぜひ制作活動を続けてほしい。皆さん、またぜひ現場でお会いしましょう。

主催者コメント

大野 元裕 (実行委員会会長/埼玉県知事)
主催者としてどのような形で開催するべきか随分悩みましたが、皆様のご支援、ご協力を得て新しい形での開催となりました。海外からゲストをお招き出来ない、これまでのような環境でご覧いただくことができないという厳しい中でしたが、これまでの伝統、今まで紡いできた力がありました。私自身もオンラインで観て、私が6年以上住んでいたイラクを映像で見た時に、色がイラクだ、そして見ているうちに匂いがしてくる。自宅にいながらそういったことが共有できる、そんな時代になって来たのだと思います。これからも皆さまの協力を得て映画祭として発展していくと同時に、日本、世界に向けて文化と人々の息吹を伝えられるような新しい映画祭を目指し、皆さまに感謝を申し上げます。

奥ノ木 信夫 (実行委員会副会長/川口市長)
ノミネートされたクリエイターの中から、世界に羽ばたく人材を輩出することになれば、オンライン配信で実施した今回の映画祭も大変意義深いものになります。最優秀作品賞に選ばれたマリア・セーダルさんをはじめとする、受賞作品の制作に携わられた監督やスタッフの皆様に心からお慶びを申し上げます。SKIPシティを会場にする時は、シャトルバスの運行や、海外からのお客様にも喜んでいただけるように盆踊りや地元のグルメを楽しむ機会も作っています。川口市を全世界にアピールできる場として、これからも引き続き行なって行く予定ですので、皆様のご声援よろしくお願いいたします。

土川 勉 (SKIPシティ国際Dシネマ映画祭ディレクター)

昨年、私は「来年は東京オリンピック・パラリンピック2020の年ですが、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は不滅です。また来年もこの場でお会いしましょう」と言いましたが、まさか今年の映画祭がこのような形で行われることは全くの想像外でした。今年は、コロナ禍の影響によりオンライン配信による映画祭という、すべて初めての試みであり、異例ずくめの映画祭となりました。しかし、関係者のご努力により無事に終了することができました。受賞者の皆様おめでとうございます。来年は、本当に、本当に参加者全員とこの会場でお会いし ましょう。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2020 (第17回)開催概要

■会期:2020年9月26日(土)~10月4日(日) <9日間>
■上映:オンライン配信 (配信サイト:シネマディスカバリーズ)
■部門:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門)、国内コンペティション(短編部門)
■主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会

This article is a sponsored article by
''.