第 33 回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス部門にて藤元明緒監督最新作『海辺の彼女たち』(英題:Along the Sea)が日本で初上映されることが、発表されました。

今月 19 日、スペイン・バスク地方にて現地開催された第 68 回サンセバスチャン映画祭新人監督部門にてワールドプレミア上映を行った藤元明緒監督の⻑編2本目となる日本・ベトナム国際共同製作映画『海辺の彼女たち』。
新人監督賞の受賞は叶わなかったものの、現地参加した唯一の日本人ゲストとなった映画チーム(監督:藤元明緒、プロデューサー:渡邉一孝、撮影監督:岸建太朗)は、観客から温かい拍手と⻑いスタンディングオベーションで迎えられ、スペイン現地メディア(ESPINOF)の映画祭コンペティション部門ベスト3を紹介する記事では、他部門の特筆すべき二作として蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督の新作『日子(Days)』と並び「過度に強調することも教訓めいたものにすることもなく、他の映画が見過ごしてしまうような登場人物の内なる孤独や恐れに光を当てることに成功している美しくも痛切な映画」と評されるなど、高い評価を受けました。

画像1: 第 68 回サンセバスチャン映画祭にて

第 68 回サンセバスチャン映画祭にて

画像2: 第 68 回サンセバスチャン映画祭にて

第 68 回サンセバスチャン映画祭にて

画像3: 第 68 回サンセバスチャン映画祭にて

第 68 回サンセバスチャン映画祭にて

本作の国際的な注目度は高まっており、ワン・ビン、ロウ・イエ、想田和弘などの著名監督の作品を手がける香港の海外セールス会社「アジアンシャドウズ」と契約後、すでに複数の国際映画祭での上映が決定しております。

日本への凱旋上映となる今回の国内初上映(アジアンプレミア)は、第 33 回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門にて行われます。
同部門は、世界各国・地域の映画祭受賞作や話題作、あるいは有名監督の日本で紹介されていない新作を日本に紹介するショーケース。
本年は日本映画も対象となり、アジアの新人監督が集う「アジアの未来」部門にてグランプリ含む二冠を達成した前作『僕の帰る場所』に続く二度目の東京国際映画祭への選出となりました。
今回の発表に合わせて、本作の特報(ティザー)映像が解禁となりました。

『海辺の彼女たち』特報

画像: 映画『海辺の彼女たち』Feature Film "Along the Sea” 特報(ティザー映像) Teaser youtu.be

映画『海辺の彼女たち』Feature Film "Along the Sea” 特報(ティザー映像) Teaser

youtu.be

『海辺の彼女たち』(英題:Along the Sea) 2021 年公開予定
脚本・監督・編集:藤元明緒
出演:ホアン・フォン、フィン・トゥエ・アン、クィン・ニュー 他
プロデューサー:渡邉一孝、 ジョシュ・レビィ、ヌエン・ル・ハン
撮影監督:岸建太朗
音響:弥栄裕樹 / 録音:keefar / フォーカス:小菅雄貴 / 助監督・制作:島田雄史 / 演出補:香月綾 /DIT:田中健太 / カラリスト:星子駿光 / アソシエイトプロデューサー:キタガワユウキ
協賛:坂和総合法律事務所、株式会社ビヨンドスタンダード、⻑崎大学多文化社会学部
協力:外ヶ浜町、平舘観光協会、 日越ともいき支援会、日本ミャンマーメディア文化協会
後援:国際機関日本アセアンセンター
共同制作会社:everrollingfilms
企画・製作・配給:株式会社 E.x.N
(日本=ベトナム/88 分/カラー/5.1ch/1:1.85/ベトナム語・日本語/ドラマ/DCP)
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