『スパニッシュ・アパートメント』(01)、『ロシアン・ドールズ(05)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(13)からなる“⻘春三部作”や、『おかえり、ブルゴーニュへ』 (17)など、都会や田舎を舞台にごくありふれた人々とその日常を映し出してきた、 現代フランス映画界を代表するセドリック・クラピッシュ監督の最新作『Deux Moi(原題)』が、『パリのどこかで、あなたと』という邦題で、2020年12月11日(金)より公開となります。
本作は、SNSでは埋められない孤独や、仕事に対する不安を抱える男女が、葛藤 しながらも過去を受け入れ前進する姿を描いた物語。“都会に暮らす大人”たちが抱える悩みや寂しさを、30歳という人生の節目の年齢を迎えた男女を通して丁寧に映し出しています。
主演を務めるのは、フランスの映画・テレビ・演劇界で活躍するアナ・ジラルド。がんの免疫治療の研究者として働く傍ら、プライベートではマッチングアプリで一夜限りの恋を繰り返すも、ありのままの自分をさらけ出すことができずに悩む女性メラニーを繊細に表現しました。さらに、第72回カンヌ国際映画祭で将来の活躍が期待される若手俳優に贈られるショパール・トロフィーを受賞し、フランスでいま人気急上昇中のフランソワ・シヴィルが、仕事に悩みやストレスを抱えながらも前向きに生きようともがくひたむきな男性レミーを演じています。
映画『パリのどこかで、あなたと』 日本版ポスターと特報映像を解禁!
初公開となったポスターでは、パリの隣り合うアパートメントで暮らすメラニー(アナ・ジラルド)とレミー(フランソワ・シヴィル) の2人がそれぞれ儚げな表情を浮かべ、物思いにふける様子が切り取られている。
さらに特報映像では、隣り合うアパートメントで 暮らしながらもまだ巡り合っていない2人のシーンから始まる。過去の恋愛を引きずり心の穴を埋められないメラニーと、内気で恋愛 に不器用なレミー。それぞれが、マッチングアプリを使ってみたり、気になる同僚とデートしてみたりと、悩みながらも“人との繋がり” を求め、きっとそばにある運命の出会いを期待させる内容になっている。
『パリのどこかで、あなたと』特報45秒
【STORY】
パリの隣り合うアパートメントでひとり暮らしをしている30歳のメラニーとレミー。がんの免疫治療の研究者として働くメラニーは、元恋人との恋愛を引きずりながらも仕事に追われる日々を過ごしていた。一方、倉庫で働くレミーは、同僚が解雇されるも自分だけ昇進することへの罪悪感とストレスを抱えていた。その影響から、メラニーはいくら寝ても寝足りない過眠症に、レミーは眠れない不眠症に苦しむ日々が続き、2人はそれぞれセラピーに通い始める。
そんな中、友人からマッチングアプリを勧められたメラニーは、出会った男性たちと一夜限りの関係を繰り返していたが、過去の失恋で空いた心の穴を埋められずに思い悩む。かたや、元同僚への罪悪感を抱えながら孤独な日々を送るレミーは、職場で出会った女性とデートをするも、うまく距離を縮めることができない。
都会の喧騒の中で、同じ電車に乗り、同じ店で買い物をして、同じように孤独を埋められない2人は、道ですれ違うことはあっても知 り合うことはない。世界で最も美しい街・パリに住む2人の人生が交わることはあるのか? そして、その出会いは2人の人生を変えるも のとなるのか?
■監督:セドリック・クラピッシュ
■脚本:セドリック・クラピッシュ、サンティアゴ・アミゴレーナ
■出演:アナ・ジラルド、フランソワ・シヴィル ほか
■配給:シネメディア
■提供:木下グループ
2019年/フランス/111分/原題:Deux Moi/英題:Someone, Somewhere
© 2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA
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