完全自主制作でつくられたアニメーション映画『マウスマン~愛の塊~』(ピエール伊東監督)が9月25日(金)よりシネ・リーブル池袋にて劇場公開されます。

本作はインディペンデント作品でありながらシネコンにて劇場公開される異例の作品としてネットをざわつかせています。
さらに人気声優の細谷佳正さん(『この世界の片隅に』 北條周作役、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』オルガ・イツカ役など)が、マウスマン役として参加するなど、公開前から話題となっています。

本日は、主演の細谷佳正さんにお話を伺いました。

人気声優・細谷佳正インタビュー

ー今回「完全自主制作」出演を決めた理由をお聞かせください。

(細谷)『製作委員会』を設けて作られる事の多いプロの作品は、出資者の思惑や商業的な戦略から、監督の個人的な意思を反映し辛くなっていると感じています。それが良いとか、悪いとかを言うつもりではなく。
印象として『完全自主制作』の作品というのは、監督個人の意思が純粋なまま、凝縮されているのではないか?
という期待感がありましたし、普段仕事をしていて感じる事のない感覚を、経験してみたいという想いがありました。

-インディペンデント作品には、監督や作り手の純粋な初期衝動というものがあるのかもしれませんね。細谷さんはそこにある何かに興味を持たれ参加されたということですね。
-アニメ制作に頑張っている若者へのメッセージをお願いいたします。

(細谷)
放送される作品の数に比べると、アニメ制作の現場は『人材が多いとは言えない』という話を聞くので、若い人達が頑張っているというのは、業界にとって有り難い事だと思います。
大変なお仕事だと思っています。
いつもありがとうございます。

-アニメーションも映画も制作現場はどこも大変のようですね。
-今回、細谷さんが『マウスマン~愛の塊~』のようなインディペンデント作品に参加することは、若いインディペンデント作品の作り手にも大きな希望を与えたことと思います。
-これからもっとインディペンデント作品が増えていくことがアニメーションや映画の多様化につながり文化を育てていくことにつながるのではないかと思います。

-最後に、『マウスマン~愛の塊~』のPRをお願い致します。

(細谷)
昔、ケーブルテレビか何かで『日大アワー』という番組がやっていて、好きでよく観ていました。
日大の映画制作学科の卒業制作として、学生さん達が作った『自主制作映画』を延々と流している番組でした。
TVドラマや、メジャー映画には無い雰囲気と、作品ごとに色んな個性があって、それが個人的に凄く面白くて大好きでした。
『こんな世界があるのか』と。

アートに振り切ってよくわからない作品もあったし、プロが作ったのかな?と感じるほどTVドラマに近いものもあって面白かったし、新鮮で好きでした。

『マウスマン~愛の塊~』をご覧になった方の中に『へぇ~、こんな世界もあるんだ』と面白がる人が生まれたら、『良かったな』と感じます。

-ありがとうございます。

細谷佳正プロフィール
『この世界の片隅に』 北條周作役、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』オルガ・イツカ役など多くのアニメ作品に出演。また洋画・海外ドラマなどでも活躍する。

『マウスマン~愛の塊~』(ピエール伊東監督)

監督:ピエール伊東
製作:スタジオ金魚色
2020年|52分|

配給・宣伝:ガチンコ・フィルム

Twitter:https://twitter.com/mouseman1234

2020年9月25日(金)~シネ・リーブル池袋にて劇場公開

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