ゲイアートの先駆者にしてフィンランドの国民的芸術家「トム・オブ・フィンランド」。今年2020年はトム・オブ・フィンランドの生誕100周年にあたるアニバーサリーイヤー!日本で初めてトム・オブ・フィンランドのオリジナル作品が展示される、渋谷PARCO「GALLERY X」で開催中の個展“Reality&Fantasy The World of Tom of Finland”(9/18~10/5)は話題騒然!会期にあわせ、映画『トム・オブ・フィンランド』も9月18日(金)~24日(木)渋谷<WHITE CINE QUINT>、9月25日(金)~10月8日(木)<UPLINK渋谷>と昨年の公開エリア渋谷での凱旋上映を果たしています。
伝説のアーティスト「トム・オブ・フィンランド」の知られざる生涯が、
生誕100年の今年、スクリーンに蘇る!
フレディ・マーキュリーに大きな影響を与えたアーティストがここに‼
ゲイカルチャー界の“ウォルト・ディズニー“とも呼ばれるゲイアートの先駆者「トム・オブ・フィンランド」波乱の半生とは!?
昨年の劇場公開では、映倫の審査により、レイティングがR18+(18歳未満の入場・鑑賞を禁止)と成人映画に区分されての上映となってしまった本作。映倫から指摘のあった2ヵ所は、とても一瞬で気付きにくく、且つ、アーティスト、トム・オブ・フィンランドが自身の作品がポルノまがいに扱われている現実に絶望する物語の根底にあるテーマにつながるとても重要なシーンだったこともあり、それらを修正してのR15+に納得がいかず、無修正のR18+を選び上映に至った経緯があります。
同性愛がまだ厳しく罰せられる時代に周囲の無理解や差別を受けながらも自身の欲望をドローイングとして表現し続けた、トム・オブ・フィンランド。映画では生涯の恋人となる男性との純愛や自らの信念を貫き、そのゲイ・アートがやがて世界に認められ、没後にはフィンランドの英雄にまでなったトムの姿が誠実に描かれています。
このトムの生き方は、同じ悩みを持つ、特に性的マイノリティであることを打ち明けられないでいる思春期の若者たちを勇気づけ、LGBTについて考えるいい機会になるのでは、との思いから、今回の
《トム・オブ・フィンランド生誕100年記念上映》に際し、R18+指定によって、最初から窓口を閉じられてしまった、高校生にも鑑賞してもらえるよう、映倫から指摘のあった2ヵ所にボカシを入れ、R15+バージョンを制作しました。
東京では<UPLINK渋谷>で9月27日(日)と10月4日(日)の日曜、限定2回上映、ほか順次公開する他劇場でも上映を検討しています。
劇場公開する上で年齢区分は必要ですが審査基準の曖昧さが露呈してしまった本作の映倫問題。
現在公開中の<WHITE CINE QUINT>(渋谷パルコ8F)ではR18+バージョンのみの上映となり24日まで。
続く、25日からの<UPLINK渋谷>ではR18+とR15+(日曜限定)バージョンを上映。
2つのバージョンで本編を鑑賞いただけるこの機会、ぜひ劇場スクリーンでその真義を確かめていただきたい。
彼の影響を受けたアーティスト、ミュージシャン、デザイナー、カメラマンなどは数知れず。ざっと名前をあげるだけでも、フレディ・マーキュリーの他に、アンディ・ウォーホル、デイヴィッド・ホックニー、ジャン=ポール・ゴルチエ、トム・フォード、ロバート・メイプルソープなどなど枚挙にいとまがない。
本作は、LGBTに対しての軽蔑や無理解と闘った芸術家が、何十年もの苦難の末につかみ取った愛と栄光の物語。第二次世界大戦後のフィンランド。同性愛は厳しく罰せられるため、トウコは身内にも隠れて、自らの本能的な欲望をドローイングとして表現し続けていた。本名が海外では覚えづらいと考えた彼は「トム」と名乗り、描いた絵がアメリカの雑誌で表紙を飾ったことをきっかけに、その名はアンダーグラウンドからアートの表舞台へと一気に知れ渡る。そこから彼の“伝説”が始まっていく――。
今やゲイカルチャーのアイコンとなっている、あの美しく逞しい男性像はどのように生まれたのか
?伝説のアーティストの知られざる生涯が今、スクリーンに蘇る。
ゲイカルチャー界のウォルト・ディズニーと呼ばれた
偉大なアーティストの数奇な半生
『トム・オブ・フィンランド』予告
『トム・オブ・フィンランド』生誕100年記念上映
9月18日(金)~9月24日(木)連日12:15~
<WHITE CINE QUINT>(渋谷パルコ8F)
※R18+のみ上映
9月25日(金)~10月8日(木)
<UPLINK渋谷> ※R18+、R15+(日曜限定)上映ほか全国順次ロードショー! (上映劇場については公式サイトを随時更新いたします)
映画『トム・オブ・フィンランド』公式サイト
www.magichour.co.jp/tomoffinland/
日本初の個展“Reality&Fantasy The World of Tom of Finland”
会期:2020年9月18日(金)~2020年10月5日(月)
会場:GALLERY X(渋谷パルコ地下1階/東京都渋谷区宇田川町15-1-B1F)
特設サイト:https://art.parco.jp
《割引キャンペーン実施!》
<WHITE CINE QUINT>と<UPLINK渋谷>にて「Reality&Fantasy The World of Tom of Finland」展の入場券をご提示いただくと、当日券一般1,500円他全てのお客様は、一律1,000円(税込)にてご鑑賞いただけます!
関連イベント
サテライト展「An ode to Tom of Finland(Tomへの頌歌)」
■会期:2020年9月21日(月)~2020年11月30日(月)
■会場:The Container(東京都目黒区上目黒1-8-30)
・共同主催者The Containerによる関連展覧会
・TOM OF FINLANDに影響を受けた日本人作家による展示
・参加予定作家:田亀源五郎、三島剛、Jiraiya
関連プログラム
■会期:2020年9月17日(木)~10月5日(月)
・フィンランドセンター所長アンナ-マリア・ウィルヤネンによるキュレーション
・Tom of FinlandとLGBTQの権利にまつわるトーク、レクチャー、ワークショップを会期内に展開予定
■詳細:https://art.parco.jp/galleryx/detail/?id=396
監督:ドメ・カルコスキ『トールキン 旅のはじまり』
出演:ペッカ・ストラング、ジェシカ・グラボウスキー、ラウリ・ティルカネン
2017年/フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ドイツ/フィンランド語、英語、ドイツ語/5.1ch/シネマスコープ/原題:Tom of Finland/116分/フィンランド語監修:橋本ライヤ/ 日本語字幕:今井祥子
配給・宣伝:マジックアワー
後援:フィンランド大使館
(C)Helsinki-filmi Oy, 2017