ロシアの巨匠、アンドレイ・タルコフスキー監督が、ソ連政権下で生み出した 6 作品の上映が
11 月 6 日(金)よりアップリンク渋谷にて決定しました。
共産党政権下、抑圧された自由の中でこそ生み出された傑作の数々—。
巨匠タルコフスキーの代表作を含む6作品をまとめてスクリーンで観れる貴重な機会となります。
【上映作品】
『ローラーとバイオリン』(46分/カラー)
バイオリンが得意な少年サーシャは、近所の少年にいじめられるが労働者の セルゲイに助けられ友達になる―『赤い風船』(ラモリス)に刺激された作品
『僕の村は戦場だった』(94分/モノクロ)
1962年ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ金獅子賞 他
第二次世界大戦下のソ連。両親と妹を独軍に殺され復讐心に燃える12才のイワンはパルチザンに協力して敵の占領地域への偵察活動に従事する...
『アンドレイ・ルブリョフ』(182分/モノクロ&カラー)
1969年カンヌ国際映画祭批評家連盟賞 他
15世紀初頭。アンドレイたち僧侶は雨の道中、権力を風刺した旅芸人が捕 らえられるのに遭遇した...。
『惑星ソラリス』(165分/モノクロ&カラー)
原作:スタニスワフ・レム著「ソラリスの陽のもとに」
1972年カンヌ国際映画祭審査員特別賞
生物が確認されていない惑星ソラリスの海は理性を持つと考えた科学者は海と接触を試みるが失敗。 宇宙ステーションは混乱に陥り、地上との交信は途切れる...
『鏡』(カラー/110分)
タルコフスキーの自伝的要素の濃い作品。 家族の許から去った父。母の職場の同僚の死。第二次大戦、文化大革命、中ソ国境紛争など、激動の世界情勢を 通し心象風景が形づくられる。母の場面に流れるのは、タルコフスキー自らが詠む実父アルセニー・タルコフス キーの詩。
『ストーカー』(カラー/163分)
原作:「路傍のピクニック」(ストルガツキー兄弟)
カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞 他
隕石でも落ちたのか大地に突然現れた空間ゾーン。<願掛けの部屋>があると言われ三人の案内人「ストーカ ー」がいる。規制の多い当時のソビエト社会の暗喩と、そこに生きる人々の苦悩と未来への希望を描く。