河瀨直美監督を審査員長に迎え、2017年に発表された第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から栄えあるグランプリに選ばれた作品『AWAKE』が12月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開
されることが決定し、発表されました。

主演に、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」主演が決定し、飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優・吉沢亮。共演に、31歳にして芸歴30年を誇る若手実力派・若葉竜也、映画・ドラマ・舞台と幅広いジャンルで活躍する落合モトキ、昨年第92回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞し注目が集まる寛 一 郎。更に、馬場ふみか、川島潤哉、永岡佑、森矢カンナ、中村まことら、確かな実力を持つ面々が顔を揃える。
脚本・監督は、山田篤宏。ニューヨーク大学で映画を学び、これまで乃木坂46のミュージックビデオや短編映画で実績を積んできた40歳の俊英が商業映画デビューを果たします。

画像: 吉沢亮主演!山田篤宏監督がオリジナルストーリーで描く商業デビュー作『AWAKE』公開が決定!本作は、2015年に実際に行われ、当時、ネットユーザーや将棋ファンの間でかなりの物議を醸した棋士VSコンピュータの対局(※)に着想を得て、山田監督が書き下ろした完全オリジナルストーリー。天才に敗れ棋士になる夢をあきらめた主人公が冴えない大学生活を送っていたある日、ふとしたことで出会ったAI将棋のプログラミングに新たな夢を見出し、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語です。

日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した『キングダム』の二役など、たぐい稀な演技力で観客を魅了してきた吉沢が、これまでのイメージを覆す内気で周囲との関わりを持つのが苦手な青年・英一役を、動きが少ない芝居の中で複雑な感情の変化を表現し、その演技力の底知れなさを再認識させてくれます。

※・・・2015年4月11日に行われた将棋電王戦FINAL第5局、棋士VS AWAKE戦。開始からわずか49分、21手という異例のスピード決着となった。将棋プログラム・AWAKEの開発者は、元奨励会員という経歴の持ち主、また、棋士の手がコンピュータの習性をついたものであったことから、当時、ネットユーザー、将棋ファンの間で物議を醸した。

画像: ©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

出演者・監督コメント

【吉沢亮】

とにかく脚本の面白さにやられました。素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんと少しずつ形にして行く時間はとても幸せで、個人的に今まで出演した作品の中で一番好きです。将棋以外何もなかった男が、仲間との出会いや衝突、ライバルとの再会を通して、沢山の大切な物を見つけて行く青春ストーリー。勝ち負けにこだわるのか、勝ち方や負け方の誠実さ、美しさにこだわるのか。とても素敵な映画になったと思います。

【若葉竜也】

将棋に「まぐれ」や「運」での勝利は⼀切なく、⼰の実⼒だけで闘う棋⼠という⽅々に、昔からすごく惹かれていたので、オファーを頂いて、嬉しかった反⾯、⼤きなプレッシャーもありました。棋⼠から滲み出る勝負師の緊張感や、独特な異物感、将棋盤の前での振舞い、そして、駒を操る美しい⼿。将棋の駒も触った事がない⼀介の俳優が体現するのは、並⼤抵の事ではない、と強く感じました。
将棋を題材にした映画と聞くと退屈で静かでTHE邦画と⾔うイメージがあるかもしれませんが、ドエンタメです。将棋のルールがわからない⽅でも楽しんでいただけます。なぜなら将棋のルールがわからない⼈も制作スタッフの中にいて、意⾒を聞きながら撮影したので。そして、⽭盾するかもしれませんが、個⼈的には、将棋映画ではなく、最⾼の⻘春映画だとおもっています。期待してください。

【落合モトキ】

「うわ!これは頭がキレッキレの役だなぁ、専門用語多めだな~」というのが最初の感想(笑) 主演の吉沢さんは是非共演してみたかった役者さんでしたし、周りのキャストの方も実力のある役者さん達ばかりでしたので、これは頑張らないとなと(笑) 監督がどんな絵を撮るのか非常に楽しみでしたし、この作品は早くみんなに観てほしい!と台本を読みながらクランクインを待ちわびていました。
僕の勝手な偏見で将棋は年配の方が趣味でやっている物という古風な先入観がありまして。。。しかし最近では藤井(聡太)さんのタイトル獲得最年少記録更新の話題もあり、若い方も将棋を目にする機会が多いかと思います。人間と人工知能どちらが強いのか!?誰もが疑問に思うこの題材をエンターテイメントとして面白く描いている作品だと思います。AWAKEにかける男達の情熱を見て楽しんで頂けたら!

【寛 一 郎】

AI将棋対天才棋士というのは、今までの将棋映画とは一味違う、少し突飛な設定だなという印象を持ちました。その中で葛藤や苦悩などをうまくエンターテイメントとして落とし込んだ作品になってると思いますし、脚本を読んだ印象でした。
吉沢さんと若葉さんの鬩ぎ合いは勿論のこと、その狭間にいる人間やそれによって動かされる人間もうまく描かれてると思います。

【馬場ふみか】

私自身これまで全く将棋というものに触れてこなかったので、こんな世界があるんだなと驚きました。将棋がとても注目されている今、私もこれをきっかけに将棋についてすこしでも知ることができるんだなとわくわくしました。
とても緊張感のある対局のシーンはもちろん見どころです。私も実際に見ていてぐっと集中して前のめりになってしまいました。ただ、将棋だけでなくそれぞれの成長していく姿もぜひ見ていただきたいです。

【森矢カンナ】

きっと前世からの因縁なのかまたは友情なのか、(主人公とライバルの)二人の強い結びつきを感じました。そして将棋を詳しく知らない私でもおもしろくて、一気に読み進めた脚本でした。
影があるから光がある。情熱をもって向き合うことの美しさ、勝ちという一つを求め続ける二人の目を、是非映画を観て感じてほしいです。

【山田篤宏監督】

「長かったなー」というのが率直な気持ちです。自分のせいが大半なんですが、もっと早くここ(デビュー)までたどり着ける気でいました。あとは、楽しんで観てもらえるかが期待半分、怖さ半分。そして、撮影決定したときもそうだったんですが、実際公開するその日まで、何が起こるかはわからないので全く気は抜かないぞと思っています。
吉沢さんは高い演技力はもちろんですが、陰陽どちらの引き出しもお持ちで、本作のキャラクターとしては陰の方の魅力を作り上げてもらえると思ったこと(がキャスティングの決め手)です。若葉さんは台詞がかなり少ない役でもあるので、逆にちょっとした表情や仕草、そして雰囲気で、若手プロ棋士としての圧倒的なリアリティを実現できる、その力に賭けました。
将棋の対局を元にした話ではありますが、「将棋が一切わからなくても楽しめる」よう、すごく工夫しました。将棋ファンもそうでない人も楽しんで頂ければありがたいです。

<STORY>
大学生の英一(吉沢亮)は、かつて奨励会(日本将棋連盟の棋士養成機関)で棋士を目指していた。降格したら奨励会を去らなければならない大一番、同世代で圧倒的な強さと才能を誇る陸(若葉竜也)に敗れた英一は、プロの道を諦め、普通の学生に戻るべく大学に入学したのだった。幼少時から将棋以外何もしてこなかった英一は、急に社交的になれるはずもなくぎこちない学生生活を始めるものの、なかなか友人もできない。そんなある日、ふとしたことでコンピュータ将棋に出会う。独創的かつ強い。まさに彼が理想とする将棋を繰り出す元となるプログラミングに心を奪われた英一は、早速AI研究会の扉をたたき、変わり者の先輩・磯野(落合モトキ)の手ほどきを受けることになる。自分の手で生んだソフトを強くしたい―将棋以外の新たな目標を初めて見つけ、プログラム開発にのめり込む英一。数年後、コンピュータ将棋の大会で優勝した英一は、棋士との対局である電王戦の出場を依頼される。最初は申し出を拒否する英一だったが、相手がかつてのライバル・陸だと知り―。

出演:
吉沢亮 若葉竜也/落合モトキ 寛 一 郎/
馬場ふみか 川島潤哉 永岡佑 森矢カンナ 中村まこと

監督・脚本:山田篤宏

製作総指揮:木下直哉 
エグゼクティブ・プロデューサー:武部由実子 
プロデューサー:菅野和佳奈 
アソシエイトプロデューサー:新野安行 音楽:佐藤望 撮影:今井哲郎 照明:酒井隆英 録音:渡辺丈彦 美術:小坂健太郎 装飾:櫻井啓介 衣裳:松下麗子 ヘアメイク:小坂美由紀 音響効果:渋谷圭介 視覚効果:豊直康 PC画面制作:北郷弘行 演技事務:平藪明香 制作担当:米田伸夫 音楽プロデューサー:杉田寿宏 ラインプロデューサー:氏家英樹

将棋協力:日本将棋連盟 将棋電王戦
協力:dwango DENSO DENSO WAVE 
プログラミング協力:コンピューター将棋協会(CSA)

製作:木下グループ 
制作・配給:キノフィルムズ

【2019年/日本/日本語/119分/カラー/シネマスコープ/5.1ch】  
©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

公式Twitter @awake_eiga2020   公式Instagram @awake_eiga2020

12月、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

This article is a sponsored article by
''.

No Notification